Weekly Pick Up! 2021.11.12
1. AlphabetがAIを活用した創薬ビジネス会社を設立
Googleの親会社であるAlphabetが人工知能を活用した創薬事業を行うIsomorphic Labsを設立しました。同社はDeepmindのCEOであるDemis Hassabis氏が率いることになります。2020年11月にはAIを用いたタンパク質の構造解析を実現し、世界を驚かせたAI技術が創薬や医療に変革を起こすのでしょうか?
Apple watchを活用したヘルスケアやAmazonによる薬局ビジネス(Amazon pharmacy)、Microsoftでの音声AIによる医療サポート(Nuance Communicationの事業買収)など、BigTechによるヘルスケア領域への進出が止まりません。
Alphabetは、これまでもVerilyによるヘルスケア領域の研究やFitbitを活用したヘルスデータ管理などに取り組んでいます。これらのビジネスと新たな事業がどのようなシナジーを生むのか注目です。
2. AWSとPublicが英国のヘルスケアアクセラレーションプログラムを発表
英国でAmazon Web Service (AWS)と政府のテクノロジー企業PUBLICがデジタルヘルス関連のスタートアップの課題解決をサポートするプログラムを開始します。
採択された10件のスタートアップは、4週間にわたり両社のメンターシッププログラムを受けることができます。
3. Oura Ringの第3世代が登場
指輪型のフィットネストラッカーを開発するOuraが新世代のスマートリングを発表しました。
新たに24時間365日間心拍測定をすることが可能になり、これまでにできなかったワークアウト中の管理もできるようになりました。このほかにも、睡眠計測や温度測定の機能改善や生理の予測機能なども追加されるようです。2022年にはSpO2の測定機能も追加されることが予定されており、できることが年々拡充しています。
新型コロナウイルス感染症の発症予測にも使えることで注目された本製品が機能拡張によりどのような付加価値をつけられるのでしょうか?
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