マガジンのカバー画像

俺をモブキャラと呼ぶな

7
有名なONLINEゲームの街Luckycityに住む、道具屋のジムは退屈な毎日に飽き飽きしていた。 そんなある日、ジムの幼馴染で警察官のチェイスが店の中へ入ってくると、ジムに詰め…
運営しているクリエイター

#漫画原作部門

俺をモブキャラと呼ぶな・第6話・謎の行商人

俺をモブキャラと呼ぶな・第6話・謎の行商人

ジムとチェイスは無言のまま屋上から降り、ドアを開け中へ入る。廊下を歩いて4階から3階へ降りていく。

さっきいた囚人もそうだが、俺達を捕まえようとした隊員達も姿を消えていた。
あれだけ躍起になっていたはずなのに、一体どこへ
いったんだ?

2階へ降りようとした時、部屋を出てくるライアンとブリンダ「ジム、こっちに来い」
チェイスは無理矢理、腕を引っ張り近くの開いていた部屋に隠れる。ドアの隙間から覗き

もっとみる
俺をモブキャラと呼ぶな第四話・刑務所でBATTLE

俺をモブキャラと呼ぶな第四話・刑務所でBATTLE

「なるほど、さっき動いていた赤い点滅はこれだったのか。」

小型の機器が現在地を示す、チェイスが原型を留めない肉の塊を見て、梯子に視線を移す。

「ジム、あの巨大なワニをどうやって倒したんだ。」ズボンのポケットから取り出すと、チェイスとカイに見せる。

「手榴弾だよ。1番威力の低いやつだけどなぁ、そんなことより早く行くぞ」

梯子の元へ歩くと、ゆっくりと登りだすジム「おい、何ボケっとしてんだよ、早

もっとみる
俺をモブキャラと呼ぶな第二話(決断と旅立ち)

俺をモブキャラと呼ぶな第二話(決断と旅立ち)

ジムはカイに詰め寄ると、「カイ、その機器を俺に譲ってくれ。」

その言葉に、カイは機器をポケットに戻すと、
ぶっきらぼうに「それは出来ない。ただ一つ聞いてもいいか?」

ジムは頷くと、「どうして、この機器が欲しいだ?」とカイは訊くと、ジムは真剣な態度で何度もカイに 
プレゼンテーションするが、駄目の一点張りにジムは

「俺はラッキーシティで小さな道具屋を営んでいたが、ある日俺は思った、このまま退屈

もっとみる
俺をモブキャラと呼ぶな・第一話(ラッキーシティ)

俺をモブキャラと呼ぶな・第一話(ラッキーシティ)

有名オンラインゲームの街、ラッキーシティに住む
モブキャラのジムは小さな道具屋を営むが、同じ毎日に退屈していた。

そんなある日、同じモブキャラで幼馴染の警察官の
チェイスが目の色を変えて、店に入ってくる。
「ジム、いい話を聞いたぞ。」
カウンターに前のめりになりながら言うが

「おいチェイス、ドアを開けたら閉めろ。」
「へいへい、わかりましたよ。」
嫌嫌開いたドアを閉めると、カウンターの近くの椅

もっとみる