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【例文で解説】採用ブログを魅力的に変身させる添削ポイント
働き方や業務内容など自社に関する情報を詳しく伝える役割を持つ採用ブログ。入社後のミスマッチを減らす効果につながるだけでなく、企業ブランドの確立や企業文化の醸成にも役立つ重要なツールです。
一方で、採用ブログを始めたものの正しい書き方がわからずに悩んでいる方や、記事の品質向上のための相談相手がいないといった問題を抱える方も少なくありません。今回はそんな採用広報担当者の方々に向けて、採用ブログの添削ポイントを3つの記事の種類別で解説します。
採用ブログの「記事の種類」と「読者のニーズ」について
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まずは採用ブログの「記事の種類」について解説し、それぞれの種類ごとの添削ポイントをまとめていきます。
①企業文化や部署の紹介記事
企業文化や部署の紹介記事は、求職者に会社の全体像を伝えるためにも効果的な手段です。また会社のビジョンやミッション、会社の戦略など、求職者が面接を受ける前に知りたい重要な情報のため、採用ブログでは必ず公開したい記事になります。
企業文化や部署の紹介記事を読む人には、その企業や部署の雰囲気・価値観を知りたいといったニーズがあります。
例えば、
企業としてどのようなビジョンやミッションを掲げているのか
働く社員はどのような価値観を共有しているのか
チームメンバーとどのように協業しているのか
といった情報を求めています。また、福利厚生や、社内イベントなどの交流の機会なども読者の気になるポイントです。これらの情報を通じて、その企業で働くイメージを膨らませることができます。
②社員インタビュー記事
社員インタビュー記事では、インタビュー対象の人物の魅力や働く姿勢を読者に伝えることがポイントです。「個」にフォーカスして、仕事に対する想いやチームでの役割などを紹介し、読者が実際に働くイメージを持つことができるような内容を発信します。
社員インタビュー記事の読者には、企業や部署で働く社員のリアルな声や体験談を知りたいといったニーズがあり、多くの採用ブログでは以下のような情報が発信されています。
具体的な仕事内容
その会社に入社して印象的だったこと
同僚や上司との関係性
その会社でのキャリアの築き方や展望
オフィス環境や企業文化、福利厚生などについてどう感じているか
読者はこれらの情報を通じて、企業に対する印象について入社前後でギャップが発生しないかを確かめます。
また、社員インタビューではよい部分だけを伝えるのではなく、「ここを改善してほしい!」など社員目線のリアルな気持ちを伝えていくことで、読者に納得感を持ってもらった上で、求人に応募してもらうことができるでしょう。
③オフィス紹介記事
オフィス紹介記事では、設備や内装、社員同士が交流できるスペースなど、働く上での利点や魅力を具体的に紹介することが重要です。オフィスの雰囲気を伝える写真や動画を交えることで、読者は会社で過ごす日々をより具体的にイメージすることができます。
オフィス紹介では具体的に以下のような情報を発信すると良いでしょう。
オフィスの立地(最寄駅からの徒歩距離など)
エントランスの風景
会議室の内装
フリースペース
個人作業スペース
執務スペース
プラスアルファの設備(飲食スペース、コーヒーマシンなど)
もちろん全ての求職者が綺麗なオフィスを求めているわけではありませんが、もし自社に快適に過ごすことができる環境がある場合には積極的に魅力を伝えていきましょう。
また社内を撮影する際は機密情報が漏洩しないように、PCの画面の中身が映っていないかなど公開前に入念にチェックしましょう。
記事の種類別の添削ポイントについて
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次に記事の種類別の添削ポイントをまとめました。「記事が完成したものの何かが足りない」と感じている方は以下のポイントを見直しましょう。
企業文化や部署の紹介記事の添削ポイント
1.興味を引くワードが、タイトルに含まれているか?
わるい例:「<社名>の企業文化紹介」
よい例:「働きがいを提供する<社名>のユニークな企業文化を大公開!」
改善ポイント: 興味を引くワードや、自社独自の魅力をアピールする表現を用いてタイトルを工夫しましょう。
2.企業ビジョン・ミッションの明確さ
わるい例:「私たちの目標は、社会にとって求められる会社になること。」
よい例:「私たちのミッションは、未来の教育を創造し、人々の可能性を無限に広げること。 」
改善ポイント:企業の目指す方向や目標、想いを具体的に伝える表現にしましょう。
3.エピソードや社員の声の活用
わるい例:「社員は定期的にアイデアを共有しています。」
よい例:「毎週金曜日には、全社員が集まってアイデアを共有する"イノベーションタイム"が開催されています。」
改善ポイント:具体的なエピソードやイベント、社員の声を用いて情報を伝えることで、よりリアルな印象を与えましょう。
4.部署の役割・目標の具体性
わるい例:「マーケティング部門では、売上を上げるために広告を行っています。」
よい例:「マーケティング部門では、2023年度の売上目標を前年比120%に設定し、新たな広告戦略の開発に取り組んでいます。」
改善ポイント:部署の具体的な目標や業務内容を明確に説明し、読者の理解を促しましょう。
5.成長・キャリア支援の具体例
わるい例:社員の成長支援に力を入れています。
よい例:当社では、定期的なスキルアップセミナーや外部研修の受講支援を行っており、従業員が自分のキャリアを築く手助けをしています。また、メンター制度を導入しており、新入社員には先輩社員がついて、業務に関するアドバイスやキャリアについての相談に乗っています。
改善ポイント:わるい例では、成長支援に力を入れていることを述べていますが、具体的な取り組みが示されていません。よい例のように、どのような制度や研修があるのか、具体的な内容を記載することで、読者の理解が進みやすくなります。
6.福利厚生・働く環境の詳細
わるい例:社員には様々な福利厚生を提供しています。
よい例:当社では、従業員の健康を重視しており、オフィス内にリラクゼーションスペースを設けています。また、フレックスタイム制度やリモートワークも導入し、柔軟な働き方が可能です。さらに、家族手当や育児休暇の制度も充実しています。
改善ポイント:わるい例では、福利厚生が提供されていることを述べていますが、具体的な内容が不足しています。よい例のように、どのような福利厚生があるのか、具体的な詳細を記載することで、読者にとって魅力的な情報を届けることができます。
社員インタビュー記事の添削のポイント
1.タイトルのアテンション
わるい例:「社員Aさんのインタビュー」
よい例:「独自のキャリアを築いた社員が語る成長ストーリー」
改善ポイント:わるい例ではタイトルが単調であり、記事の内容が伝わりにくいです。よい例のように、インタビュー内容の特徴を強調し、読者の興味を引くタイトルにすることが重要です。また、違う視点の提案として、インタビュー対象者の役職や業務内容をタイトルに盛り込むことで、読者が自身に重ねて共感しやすくなります。
2.プロフィール
わるい例:インタビュー対象者の名前だけを紹介
よい例:インタビュー対象者の名前、役職、入社経緯や業務内容、キャリアの特徴を明確に紹介する。
改善ポイント:対象者の経歴や業務内容を詳しく紹介することで、読者が興味を持ちやすくなります。また、違う視点の提案として、対象者の趣味や特技を紹介することで、人物像がよりリアルに伝わります。
3.日々の業務の紹介
わるい例:仕事を日々頑張ってきたおかげで成果も上がり、チームの雰囲気もよくなりました。
よい例:プロジェクトの初期段階からマーケティング戦略を立案し、その結果、売上が前年比150%の成長を達成しました。その過程で、チームビルディングや意思決定のスキルも磨かれました。
改善ポイント:事例や数字を用いて成果を説明することで、インタビュー対象者の実績や経験がリアルに伝わり、読者にとって魅力的な内容になります。
4.キャリアステップ
わるい例:社内で様々な仕事を経験したおかげでスキルも身に付けられました。
よい例:新卒入社後、営業職を経てプロジェクトマネージャーになり、その過程で、顧客対応やチームマネジメントのスキルを磨いてきました。
改善ポイント:取材対象者の経験や挑戦を用いてキャリアパスを説明することで、インタビュー対象者の成長過程がリアルに伝わり、読者にとって魅力的な内容になります。
5.チームワーク・人間関係について
わるい例:チームの雰囲気がよく、みんな仲よく働いています。
よい例:チームのコミュニケーションを円滑にするために、定期的なミーティングやフィードバックセッションを設けて、意見を共有しています。
改善ポイント:具体的な事例を用いてチームワークの築き方や人間関係の構築を詳細に説明しましょう。
6.会社文化・働く環境
わるい例:会社の雰囲気はよく、働きやすい環境が整っています。
よい例:弊社では、柔軟な働き方が推奨されており、フレックスタイム制度を活用して自分に合った働き方を実現しています。また、社内イベントやランチ会を通じて、社員同士の交流が盛んです。
改善ポイント:インタビュー対象者が会社文化や働く環境をどのように感じ、それが自分の働き方や成長にどのように影響しているかを紹介することで、より深い情報が得られる記事になります。
オフィス紹介記事の添削ポイント
1.立地・アクセスについて
わるい例:オフィスは〇〇駅近くにあります。
よい例:オフィスは〇〇駅から徒歩5分の場所に位置しており、飲食店が充実しているのでランチの場所にも困りません。
改善ポイント:具体的なアクセス方法や周辺環境を紹介することで、読者がオフィスまでの行き方や、オフィスでの過ごし方をイメージしやすくなります。
2.作業スペース
わるい例:開放感のあるオフィスで働いています。
よい例:ワークスペースは、広々としたオープンエリアで、デスクはフリーアドレス制を採用しています。チームごとのエリアは、ホワイトボードやプロジェクターが設置され、プロジェクトの進捗を共有しやすい環境が整っています。
改善ポイント:具体的な広さや使い勝手、配置などを紹介することで、読者が働く環境をイメージしやすくなります。動画や写真を活用して伝えるとよいでしょう。
3.共有スペース・交流エリア
わるい例:オフィスには、休憩スペースがあります。
よい例:オフィス内には、ソファやテーブルが配置された広々とした休憩スペースがあり、社員同士の交流が盛んに行われています。また、定期的に開催される社内イベントやワークショップも、このエリアで開催されます。
改善ポイント:具体的な場所や設備、社員の交流がどのように行われているかを紹介することで、読者に働く環境の魅力を伝えられます。
4.設備・ツール
わるい例:オフィスには、豊富な設備が整っており、働きやすい環境を提供しています。
よい例:オフィスでは、最新のPCやデュアルディスプレイが支給され、作業効率のよい環境で働くことができます。また、高速なインターネット環境やビデオ会議システムも整っています。
改善ポイント:具体的な設備やツールを紹介することで、読者に働く環境の充実度を伝えられます。
まとめ
本記事では、効果的な採用広報ブログ記事を作成するための添削ポイントを、「企業文化や部署の紹介記事」、「社員インタビュー記事」、「オフィス紹介記事」の3つの種類別で解説しました。それぞれの記事において、具体的な情報や魅力を伝えることが重要です。例文をもとにした改善ポイントを参考に、読者の興味を引き、伝わりやすい記事を作成しましょう。
もし自分で添削することに不安を感じている方や、専門性の高いプロ人材に添削をしてほしい方は、社外の人材に相談できる添削サービスを利用するとよいかもしれません。アウトソーシングサービスや伴走型添削サービスなどの選択肢がありますので、課題に適したサービスの導入をご検討ください。
伴走型プレスリリース添削サービスを導入する際には、cataribaにお任せ!
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月額会員制で、所定の時間内であれば、いつでもどこからでもコンテンツの添削について質問し放題のため、人材不足やノウハウ不足で悩まれている企業さまを中心にご利用いただいております。
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