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【ラフ画AI生成】Kritaでステーキを描く【練習】


はじめに

Krita-ai-diffusionというKritaプラグインを利用すると、KritaでStable DiffusionによるAI画像生成を利用する事ができます。この記事はステーキ画像を練習として生成した過程の記録です。

Krita-ai-diffusion など筆者が利用するAIツールの導入方法はまとめてこちらで説明しています。

初期プロンプトとラフ画

あまりステーキに詳しくなく一般的なイメージしかないので、プロンプトはAIに任せます。筆者はローカルにコマンドを作っているので、

sd-prompt "steak"

と入力すると、

"An open flame-grilled steak with a crispy crust on the outside and tender pink flesh on the inside, garnished with a sprig of fresh rosemary and served on a rustic wooden cutting board."

を得ます。下記のものですが、今回はローカルである意味はないです。

ラフ画を画きます。

ステーキ (1)

ライブ生成

Liveアイコンをクリックして再生するとライブ生成が開始されます。モデルはデフォルトで登録されているスタイルプリセットです。
※ RealisticVision_V51

ステーキ (2)

さっそく生成されました。何度か強度とシードを変更して、適当なものを選びます。

ステーキ (3)
ステーキ (4)

筆者はローズマリーを載せたものを食べた事はないので、ガーリックがほしいのです。

ステーキ (5)

「Remove Content」機能で消します。プロンプトからローズマリーを消してガーリックを画きます。マッシュドポテト?ポップコーンみたいなものも必要ないです。

ステーキ (6)

ガーリックには見えません。

ステーキ (7)

玉ねぎになりました。ソースの色も変わりました。

ステーキ (8)

良く見るフライド・ガーリックは諦めました。肉汁のプロンプトを追加しました。

ステーキ (9)

ソースの色も修正して、細部を調整していきます。

ステーキ (10)

赤い部分が謎肉っぽく、もっと修正したかったのですが、あまり牛肉に対する知識がないのであきらめました。

ステーキ (11)

破綻した細部を調整して、ライブ生成は終了です。

ステーキ (12)

アップスケール

ライブ生成時は640x480解像度で作業しているので、Upscaleを選択して2倍にします。

拡大します。

残念ながら謎肉感はそのままです。ネギでなくガーリックがほしかったです。

気になる箇所を修正して、

ステーキ (13)

完成

完成です。

ステーキ

まとめ

将来はAIのハルシネーション(文脈や一貫性のなさ、適当さ)が無くなるかもしれませんが、現状は生成物の深い知識が必要ですね。知らないものをリアルにするのは難しそうです。

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