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戦艦大和をカラー高画質化させてみた話
はじめに
生成 AI 技術を利用して、戦艦大和の白黒写真のカラー高画質化に挑戦します。元画像は、Wikipedia のパブリックドメイン写真を利用します。
カラー化
まずは、カラー化のみを行います。利用したソフトウェアは Deoldifyを使います。公式のリポジトリはこちら。
導入方法は、(まだ)DeOldify に関して記述していませんが、Anaconda 導入です。下記を参考ください。
DeOldify でカラー化すると次のようになります。
![](https://assets.st-note.com/img/1712968606585-c88EISl4bK.jpg?width=1200)
Gimp で彩度をブーストし、Stable Diffusion の ControlNet Recolor で調整していきます。
![](https://assets.st-note.com/img/1712968723999-GF8s7qGj6A.jpg?width=1200)
アップスケール
複数のAIアップスケーラを利用してアップスケールします。
![](https://assets.st-note.com/img/1712968839730-xpPZJbsfhO.jpg?width=1200)
拡散法の高画質化(Stable Diffusion)
次から Stable Diffusion で本格的に変更を加えます。形を保持するために、Marigold で深度マップを作成しておきます。
![](https://assets.st-note.com/img/1712968946029-kaNw55EHKv.jpg?width=1200)
ControlNet Depth と Maligold 深度マップを利用します。アイデンティティを保ったギリギリの線です。念の為にAI生成ロゴを入れています。
![](https://assets.st-note.com/img/1712969095808-SAJhtRFVBY.jpg?width=1200)
ちなみにアイデンティティを捨てたAI生成を利用すると、近代化してしまいます。
![](https://assets.st-note.com/img/1712969258110-bEu6pD8MQf.jpg?width=1200)
まとめ
歴史資料にAIを利用する時は注意が必要ですね。拡散法は顕著に変化しますが、他の手法でもAIを利用した高画質化は基本的にフェイクであり、歴史的な価値がなくなります。
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