DQ11 今始まる、勇者の冒険

ネタバレありにつき、未プレイの方はご注意ください。

変わり始めた物語。
天空魔城ではなく、デルカダール城でのウルノーガ戦を迎えます。
敵の肩書きも「魔王」ではなく「魔道士」です。
こういうこまかい設定にも全くの矛盾や無駄がなく、いちいち感心してしまいます。

■ベロニカの涙
苦戦しましたが、なんとか魔導師ウルノーガを撃破。無事に王様も元のデルカダール王に戻ることができました。

そなたがいなければこの国は、いやこの世界はウルノーガに焼き尽くされ、地上の命は絶えていただろう。

その現実をあちらの世界で見てきただけに、王様のこの言葉は重みがありました。

そなたこそいにしえの勇者
ローシュの名を継ぐにふさわしい若者!
今ここに勇者の称号を授けよう!

何度このゲームに自己肯定感を高めてもらったかわかりませんが、この言葉にはテンションが上がります。

なぜか泣き出すベロニカ。

・・・ごめんなさい。
今こうしてみんなとこの場にいることが
なんだかすごく幸せな気がして・・・。

本当にこちらの世界に来て良かった。この子が一緒にいてくれて良かったと思えた瞬間でした。これでエンディングでも全然いいのですが、まだまだ冒険は続きます。

■ニズゼルファの復活
ベロニカとともに宿敵魔導師ウルノーガを撃破。あちらの世界でのリベンジは果たしますが、まだまだこちらの世界での冒険は始まったばかり。ついに裏ボスのニズゼルファが動き始めます。

城での祝賀ムードの中、一人の兵が飛び込んできます。
「大変です、王様」というRPG定番の展開。
バルコニーへ向かうデルカダール王の足の速さに、この王としての器の大きさを感じました。

あちらの世界では魔王となったウルノーガに滅ぼされた、邪神ニズゼルファ。こちらの世界ではまだ生きており動き始めます。

ドラゴンボールのあのことを思い出します。
未来を変えるためにタイムマシーンで過去に戻ったトランクス。人造人間は倒せたのですが、セルという新たな魔物を生み出してしまった。それと同じような展開。
過去を変えてしまったせいで、余計に大変な現在を招いてしまう。これはタイムトラベルモノの定番ですね。

勇者の星の様子を調べてきてほしいという王様の依頼を受け、再び冒険に旅立ちます。

王よ。私も勇者と共に行きます。

グレイグも決意します。

これまで勇者に刃を向けてきたつぐないは、
勇者の助けになることで果たさせてほしい。
まだ俺にも守るべきものがある。
お前が世界を救う勇者なら・・・俺は勇者を守る盾となろう。

やはりこのセリフを言うんですね。相変わらずかっこよすぎてしびれます。

デルカダール城を出た時の演出は我々古参ドラクエファンを狂喜乱舞させるものでした。
デルカダールの街をバックに歩く勇者、遠くから駆けてくる愛馬。それだけでも相当かっこいいのに、BGMはあの名曲「冒険の旅」。
ドラクエ3のフィールドの音楽によるドラマティックな演出にテンションは上がります。
ドラクエを語るのにやはりすぎやまこういち先生の音楽はかかせませんね。

真の勇者となっての、最初の冒険の始まりのこの演出。
何度目かわかりませんが、かっこ良すぎて感動してしまいました。

それをクリア後のここに用意しているなんて・・・
いや、このゲーム最高すぎます。


ありがとうございます。有意義なことに使います。