最強のカスハラ対策はあなたの真面目さを今すぐに捨てること その3

前回の記事の続きです。

正しい、間違っている、これが諸悪の根源

ネットの炎上から、リアルな戦争まで、どこを見ても双方が正しさを主張しています。
つまり、正しさを主張すれば必ず炎上し、戦争になるということです。

相手を攻撃したいから、自分が正しいことにしたいし、
自分を守りたいから、相手が間違っていることにしたい。

どう考えても間違っていることをしているようにしか感じないのですが、都合のいい時だけ正しい側の人間になり、都合の悪い時は相手の間違いを指摘する。
2000年経っても人類は同じことを繰り返していると思いますよ。

そういった「正しさ」を盾に他人を攻撃し続けてきた人類。
相手にするだけ無駄だというのは理解してもらえたと思いますが、大切なのはどうするかです。

人の数だけ、無限に生産され続けるパワハラに対して、どう対処するのか。いずれにしても、勝利する可能性が非常に低い消耗戦が待ち受けています。相手は絶対的に正しいと信じているわけですから。

貴方の真面目さをまずは捨ててしまいましょう。
真面目に向き合ったら本当に人生を棒に振ることになります。

あなたは正しくない、その代わり、あなたは間違ってもいない。
ただ相手があなたを攻撃したいだけ。

この件に関しては、貴方は普段の自分を忘れて、不真面目に考えてください。
会社や家族など背負っているものがたくさんあると思いますが、貴方のメンタルを最優先してください。

学校のイジメとは違って、社会ではそれが10年以上普通に続きます。
普通の人間なら耐えられません。

強烈な敵意を持った他人と、服従を前提とした会話をわずか10分続けたとして、そのダメージが癒えるのに丸2日はかかります。個人差はあるでしょうが、僕の場合10分で丸2日でした。

「気持ち切り替えて頑張ろー」とはなりません。いろんな本にはそう書いてありますけど、それができないからこうして社会問題化しているのです。

理解を示して聞いてくれる上司や社長のいる会社なら、まだ話を聞いてもらう価値はありますが、圧倒的に少ないのが現状だと思います。カスハラを相談して、そこでまた上司にパワハラされてしまう。そんな光景が目に浮かびます。

上司のパワハラなら、関与しないで済む部署に変えてもらう。できないなら会社を辞める。
顧客、取引先が相手なら、きっぱり取り引きを断る。それができないなら仕事を変える。
それで救える人生があります。今これを読んでいるあなたの命です。

うちは親族2人が精神病を患い、1人は失踪後白骨遺体で発見、もう1人は精神病院内で亡くなっています。一度壊れた心は決して元には戻りません。

あなたが闇堕ちしないために

パワハラをしてくる連中に対抗するために、本を読んだり、セミナーに行ったりする行為は社会人としては立派だと思いますが、それはされた時の対処法であり、されて不快な思いをするということがなくなることはありません。

頑張って勉強しても無駄な努力で終わる可能性が非常に高い。
なぜなら対処のできない規格外の人が必ず現れるからです。

どうか考えすぎず、自分を責めず、貴方なりの楽しいことを見つけ、穏やかな時間を過ごしてください。貴方自身が闇に落ちてしまったら全く意味がありませんから。

SNSはハラスメントの巣窟のような場所なので、ここまで読み進めることができた人ならば、個人的には距離を取ることをオススメします。

最後にもう一度確認します。
貴方は真面目すぎませんか?
正しい、間違っているにこだわり過ぎていませんか?
もっとテキトーに生きてください。それでもなんとかなりますので。

あなたが真面目さを追求すればするほど、あなたが結果として傷つくことになるし、悪い方に傾けばあなたも他人を攻撃するのが大好きな「同類」になる可能性も高まる。

「パワハラしてくるやつが悪いから、攻撃してもかまわない」
非の打ち所がない正論だと思いますが、それも結局、負の連鎖の始まりでしかないのです。

敵意は、世の中で善だと思われている「マジメさ」から生まれている。
それに向き合おうとする「マジメさ」も歪められてしまう。
あなたのマジメさを解放しない限り、苦しみは永遠に続きます。

私は学者でも専門家でもないので、これは一個人の経験に基づく意見でしかありません。
正しいとは到底思えませんが、正しさやマジメさを捨ててからは、以前よりも楽に生きられるようになりました。それだけは確かです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

ありがとうございます。有意義なことに使います。