DQ11 アリスちゃんあってのシルビア
ネタバレありにつき、未プレイの方はご注意ください。
久しぶりのサマディー城下町。そういえばシルビア姉さんに出会ったのもこの街でした。
お城にいた猫たちは元気だろうか。猫だけでなくファリス王子の様子も気になるのですが、この追加ストーリーではお城の中には入れないみたいですね。
サマディーにやってきたのは、ここで開かれる最後のサーカスに助っ人として登場するため。まずはサーカスの仲間集めから。
■名前はないが重要な人物、サーカス団団長
サーカスの団長とシルビアの久しぶりの再会。この人もシルビアと同じ熱い想いを持つ人でした。意気投合するのは自然な成り行きです。
こんなご時世でもみんなの笑顔のために
サーカスを開こうとする・・・
ステキなおバカさんのチカラになるためよ。
シルビアの粋なセリフが沁みますね。
さあさあ皆さま前を向いて。
気分が落ち込んでいるからって、下ばかり見ていてはもったいない。
サーカスの終幕を飾るのにふさわしい、サマディー王国のスーパースター
・・・帰ってきたあの人の神業を見逃しますよ?
団長も盛り上げ方を熟知しています。
戦闘中のシルビアも好きですが、旅芸人であるシルビアはやはりステージでこそ本領を発揮しますね。シルビアのサーカスのシーンのムービーは見ているだけで元気になります。
■明かされ始めたシルビアのルーツ
終演後の団長とシルビアの会話もスルーできないものです。
団長
シルビアさんのおかげで私のサーカス人生で最高のショーができました。
本当にありがとうございました。
シルビア
いいえ。今日の舞台の成功は、これまでサーカスを守り続けてきた団長・・・アナタの努力のたまものよ。
団長
暗い世界だからこそ人々の笑顔を届けるサーカスや芸人が必要なんだと・・・その思いで私は今日までサーカスを続けてきました。
・・・それを教えてくれたのは子供の頃に見た、魔物に襲われキズついた人々を救っては彼らを引き連れ旅をする女旅芸人でした。
つらい旅だろうに 彼女らは笑顔を絶やさず、沿道で見送る私たちに勇気をくれたものです。
・・・そして人々を率いた女旅芸人は、役目を終えたのち姿を消しました。
その女旅芸人は若い命を散らしたとも、とある町の名門騎士と恋に落ち、幸せに暮らしたとも言われています・・・。
・・・シルビアさん。私はあなたにあの日の女旅芸人の面影を見ました。
人々を引き連れ笑顔を広げるその姿に・・・。
サーカスを休業するのはやめます。
町の人たちが心から笑える日まで、私もあきらめずにがんばりますよ!
この会話のあと「シルビアの元で修行したい」と言い出したサーカスの団員たちを二つ返事で送り出す団長。なかなかの人格者です。
謎に包まれていたシルビアのルーツが徐々に明らかになってきました。
この時点で判明しているのは、
・騎士道に対して深い造詣があること
・ソルティコ出身であること
・母は旅芸人だったこと
・その母は亡くなっているかもしれない
こうやって仲間のルーツや生い立ちが少しずつ明らかになっていく展開。大好きです。
■全ては笑顔のために
サーカスを見終わったサマディーの市民とシルビアの会話。
サーカスとあんたのおかげで、大樹が落ちてから忘れていた楽しいって気持ちを思い出したよ。
つらいことばかりの世の中だけど
これからは気分が落ち込んだ時にはサーカスを見て元気をもらうことにするよ。
現在の世界情勢とリンクしていて、見逃せない重要な言葉です。
なかなか上を向けない状況が続きますが、ポジティブでありたいです。このシルビアストーリー全編をとおして、ポジティブであることの重要さを教えられたような気がします。
ホムラの里に到着。ダーハルーネでの約束どおり、イッテツさんと再会することができました。お母さんと一緒の登場にほっこりします。
シルビア姉さんが通った道には、次々と笑顔が咲いていく。
・・・まるで笑顔のパレードでげすな。
旅に必要なのは従順な下僕ではなく、時にはきついビンタを見舞ってくれ、時には自分のやったことを適切な言葉で評価してくれるたくましい友人。
体育会系でもあり、文系でもある詩人アリスちゃん。最高の仲間です。
このアリスの「笑顔のパレード」という一言でシルビアは気づきます。
この世界は今 光を無くした真っ暗闇よ!
・・・でもね。人助けの旅の中でみんなの笑顔を見ているうちにわかったの!
暗闇の中で 自分の無力さに ヒザをついても
明日が見えず 泣き出しそうになっても・・・
たったひとつの笑顔が 未来を切りひらく!!
この世界に必要なのは笑顔!
そしてみんなに笑顔を届けるのが・・・旅芸人シルビアの役目よ!
シルビアも覚醒、仲間たちも覚醒。イッテツさんも覚醒。
最後は皆オネエ化してしまうという展開は笑ってしまいました。