実写版アオハライド

前回30分だけ観たアオハライド、残り全て観終わりました。
若者に人気がある作品というのを後で知りましたが、すごくわかる気がします。

元々は少女漫画が原作、女性の作家の方はやはり感性が繊細ですね。
セリフの一言一句に作者の思いが凝縮されているなと感じました。

もちろん原作を読むのが一番いいのでしょう。映画はダイジェスト版的なところもありますから。
この2時間の短い枠の中でアオハライドの世界観は十分伝わってきました。漫画での原作も読んでみたい。アニメもあるらしいのでまずはアニメかな。

キャラクターの設定が最高ですね。
中学生の頃に好きだった子が突然いなくなり、4年後別の苗字で現れる。
あ、これは面白い話だわ。と確信しました。
そして先生がその男の子の兄だったという衝撃の展開はさすがに予測できませんでした。素晴らしい。

元々本田翼ちゃん目当てでこの映画を見たのですが、藤本泉さんという新しい発見もありました。まだまだ世の中には知っておくべきことがたくさんあるな。反省。

女性陣はもちろんですが、男性陣が皆んな好感が持てました。
ほとんどの俳優さんが初めて見る人ばかりでしたが、吉沢亮さん、千葉雄大さんともに爽やかですっと入っていけた。

菊池くん、恋には敗れましたが彼すごくいいですよ。
めちゃくちゃ共感できました。ネチネチしない人の好きになり方はかっこいいよ。

彼が所属していたバンドが学園祭でエルレガーデンの曲を演奏していました。こんな形でアーティストが映画に参加することもあるんですね。アマチュアバンドの演奏の音だったので楽曲提供ということになるのでしょうか。
高校生バンドの演奏の下手さの再現もすごくよかった。

最初に朝日を見るシーン、最後に朝日を見るシーン。
両方ともこれぞ青春映画とも言える素敵な演出で、胸がキュンキュンしましたよ。

「青春はいつだって間違える だからこそ青春なんだ」

大人になると間違えることが許されなくなり、臆病になります。
だからこそたまにこういう清々しい映画を見ることも必要だなと思いました。

ありがとうございます。有意義なことに使います。