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外出自粛の開始。人の接触を避けつつもアート作品は展示したい

2021年1月7日に緊急事態宣言が発出されました。
少なくとも1カ月は外出自主生活の要請を受ける生活が予測されます。

3月にはアートフェア東京が開催される予定ですが、
昨年と同様キャンセルとなる可能性が結構あります。
今のところの開催予定は3月19日~21日。

開催の可能性は低いですが一応、
チケットは買っておこうと思います。
値段は一人4000円します。

昨年はチケットの払い戻し対応があったので、
おそらく今年も同様の対応になるはずです。

2021年はまだ、個展開催の予定は立てていませんが、
自粛期間にも展示をどうにかできないか。
というのは依然から考えていました。

今年の活動方針についてはこちらの記事に記載してあります。

忙しい人向けのまとめ

自粛期間でも展示はしたいけど人を集めるのは難しそう。
オンラインなら自粛関係なくアート作品の展示できる。
オンライン展示するなら、写真並べるだけじゃなくて建物の空間から作りたい。
Unityならプログラムできなくても仮想空間が作れる。
WebGLという形式でホームページから見れるようにした。
スマホアプリで公開するとメンテナンスがめんどくさそう。
実際に試したらまあまあ簡単に作れそうだけど問題も見つかった。
パソコンからは簡単に見れる。スマホからはちょっと工夫がいりそう。

オンラインでのアート作品の展示

VRや3D空間を設計して、
アート作品の展示をできないかと準備を進めています。

具体的には、
Unityというゲーム開発エンジンを使って、
WebGLという形式でネット上で公開するという手法です。

まだ調整の段階ですが、
同じようなことを考えている人が一人でもいたら、
少しは役に立つ情報が得られるかなと思います。

アート作品の制作をしている方で、
ネットでの展示に興味があるという方はコメントください。

Unityを使ってアート展示しようと考えた理由

こちらの記事でも書きましたが、

海外のアートプレイヤーはネット上で、
アート作品のリアルさをどうにか伝えられないかといろいろと試しています。その中で、有効な手法の一つとみられているのが、オンライン展示です。

写真をただ、ホームページやInstagramなどのSNSに並べるだけではありません。実際に美術館やギャラリーの空間を仮想空間に作り、そこにアート作品を展示するという手法です。

VR展示やオンライン展示のためにソフトウェア開発を受けている会社はいくつかあるのですが、間違いなく高いです。比較的簡単な作業といわれるホームページ制作ですら20万円とか取られたりしますので。

作家一人の展示を開くために、いきなり20万円以上突っ込んでみようと思う方は少数派だと思います。私もその一人です。

なので自分で作れないかなと模索しました。

そんな時に見つけたのがUnityです。

Unityって何?

ゲーム開発エンジンのことです。AndroidアプリとかiPhoneアプリは、結構な割合でUnityで作られています。
Unityで作成されるアプリのシェアが高い理由は、
プログラムができなくても2D/3Dゲームが作れるから。
素材が豊富にあるので、いちいち自分で作らなくてもいい。

シンプルに言い換えると、
楽に作れるし、トラブルが起きても解決方法や相談相手が探しやすい。

Unityで作られた有名なゲームといえば、
スーパーマリオラン、ドラクエ8、Pokemon GO
あたりでしょうか。

今回はアプリとしての公開ではなくネット上での公開を目指します。
そのためWebGLという形式でUnityからデータを出力してもらいます。

WebGLというのは、
ウェブブラウザ上でグラフィックをきれいに表示してもらう仕組み。
みたいなものです。
Chromeやサファリに3Dのデータを表示してもらおうという機能です。
最近はWebGLで制作したアニメーションをホームページに使う所も増えてきました。

Adobe Flash Playerのサポートが終了したためにWebGLに切り替えたゲームもいくつかあります。私が好きなゲームで紹介すると寿司打です。お寿司でタイピングするウェブゲームです。

WebGL自体は仕組の話ですので、Unity以外で作ってもWebGLで形式できます。three.jsやbabylon.jsあたりが有名です。
スマホ向けにオンライン展示をしたい場合はUnityよりも,three.jsやbabylon.jsで作った方が対応しやすいかもしれません。

Unityならプログラムをほとんど組まなくてもオンライン展示ができそう

最大の特徴はプログラムを組まなくてもある程度はどうにかなる。
これに尽きます。

私の妻は画家をしていますが、私自身はがっつりの理系人間です。
これまでプログラムは多少かじってきています。

C、VBA、Pythonこのあたりを少々。
ホームページ作成のためにHTML、CSS、Javascriptを少しだけ触る。
こんな感じです。本職の人からするとかじってるにも入らないくらいのレベルです。

今はPythonでウェブスクレイピングを動かして情報収集に使ったりがメインです。オークションでのアート作品の落札内容を収集したりしています。
素晴らしい先人たちが元になるプログラムを公開してくれているので、あとは少し調整するだけで何とか動かせるようになります。

人が作ったフォーマットを利用して加工する。
Unityでも同じような考え方が使えそうなので試してみることにしました。
無料で始めることができます。
美術館での展示セットもUnity Storeという所で売られてます。

Modern Galleryというアセットを私は購入しました。
通常20ドルですが、年末年始セールで12ドルでした。
税金が10%別でとられるので合計13.2ドルかかりました。

現在のレートだと1360円くらい。

サンプルはこんな感じです。

良さげじゃないですか?
これが1360円で買えます。
あとは、編集するパソコンがあれば準備完了です。

アート作品のオンライン展示はパソコン向けは簡単、スマホ向けはちょっと難しい

Unityをインストールして、Modern Galleryというアセットを購入したら美術館の空間をパソコンで作る準備ができました。
あとは、WebGL形式で出力すれば、ネット上で見れるようになります。

が、ここで問題が発生しました。

パソコンからは見れるが、スマホからは見れない。
UnityのWebGLは高機能なので、スマホからの表示をサポートしていません。
そのため、スマホなんかには表示させませんよ。
と警告してきます。

警告は外すことができるのですが、
スマホで表示すると表示が崩れる。処理落ちしている?

あと、まだこの段階までたどり着けていないのですが、
スマホで横向きに見たい場合はホームページ側で対応しないといけない。
こういう情報が見つかりました。

一旦はパソコン向けの公開に限定して、
スマホからの視聴は別途調整ということにしようと考えています。
限定というよりはパソコンからしか見れないというのが実情です。

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