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5年と7年

変な名前のギャルがやってくる。

初期ミシェル解散の日にあった発表の第一印象がこれだった。

渋谷にあるWWW Xでおひろめを見てから1年ちょっと経った頃活動休止が発表され、その数カ月後には初期メンバーはミミミユだけになってしまった。

ミシェルの音楽性や特異性に惹かれ現場に通っていたものの、元々グループを応援しても特定の個人に執着することが少ないオタクだったので衝撃はあったが母体としてのミシェルが残るならまぁいいかというのが当時の心境だったと思う。

そこに加わる人名なのかすらわからないブラジルという存在。

ミミミユとの二人体制になってからしばらくは遠くから眺めるだけだったが、そんな楽しみ方でも少なからずミシェルを感じられる時間はとても幸せだった。

元々人と話すことに積極的じゃない自分はブラジル加入後もすぐ特典会に行くことなく、しばらく経ってから初めて感想を伝えにいく。
(事情を説明するとステージ上では怖いオーラを放っていたためなかなか近づけなかったが、この日のブラジルさんは夜遅いイベントで眠そうにしてたから今ならいけると思った)

『最初はぎこちなかったダンスや表情が見るたびに強く柔軟になってきて、ブラジルの成長を感じられるのが楽しみになってきている』

…とかテンプレ感想を言うつもりだったはずが、初めて伝えた言葉は『近くで見ると意外とちっちゃいんですね』だったと思う。

そんなファーストコンタクトで正直一目惚れをしたわけじゃないし、ふわっとだんだん好きになっていったブラジル。この時は5年以上も応援することになるとは思わなかったし推しとしてこんなに大きな存在になるとは夢にも思わなかった。

〜中略〜 (ここで数年の月日が経過)

そんなこんなでいつしかブラジルのいるMIGMA SHELTERではなく、MIGMA SHELTERのブラジルを追うようになっていた。

そのブラジルがいるMIGMA SHELTERを観れるもの今日が最後。

終わったあと自分が泣いているのか倒れているのかはたまた牢屋の中にいるのか、これを書いている今はわからない。

だけどどんな結果になっても最高を約束してくれるのがMIGMA SHELTERでありブラジルだから安心してレイヴに行こうと思う。

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