![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/120641438/rectangle_large_type_2_a56605bcb1b1a26415fbbff6dc906f1f.jpeg?width=1200)
中国四川省の鉄道「芭石鉄路」④
沿線の日常
「黄村井駅」で下車し、しばらくの休憩。
包車に協力してくれた鉄道員の皆さんをパシャリ。ほがらかな笑顔の、優しい方ばかりだった。
![蒸気機関車の前部で、鉄道員さん四人を撮影。笑顔で手を振ってくれた](https://assets.st-note.com/img/1698875027269-gXQhxJA9fY.jpg?width=1200)
炭鉱の村「黄村井駅」
![「黄村井駅」と書かれた駅の看板。背後には毛沢東の絵やスローガンが壁に描かれた建物](https://assets.st-note.com/img/1698875038958-IP4xXs8Ppp.jpg?width=1200)
黄村井駅には、かつて炭鉱があった場所。
壁に描かれた、人民服を着た毛沢東の絵とスローガンとが、時代を感じさせる。
……のだが、何度も芭石鉄路を訪問されている方のブログを拝読したところ、これは「昔風を演出したレプリカ」なんだとか! びっくり!
![時刻表](https://assets.st-note.com/img/1698875052624-Fqy6NVvip1.jpg?width=1200)
![炭鉱入り口の様子。トロッコのレールが暗闇へとのびている](https://assets.st-note.com/img/1698875071449-zDO86jMHXL.jpg?width=1200)
炭鉱跡はどうやら見学ができるらしい。
この日は残念ながら閉まっていて、中を見学することはできなかったが、闇へと向かって伸びていくレールの先を見たくてたまらなくなった。
趣味人の鳥かご
![家の窓辺に吊るされた鳥かご](https://assets.st-note.com/img/1698875088095-DcmR3cCHJa.jpg?width=1200)
中国の老人たちの最大の楽しみといえば、「鳥」。鳥の姿や鳴き声を自慢し合うのが楽しいのだという。
留学先である雲南省でも、よく見かけた光景だ。鳥かごを持ちより、木に吊るして、声を楽しんだり、その美声を競ったり……。
鳥かごを手に散歩をし、「鳥を散歩させているんだ」なんて言う御仁までいた。
野のものが籠や檻に入れられているのを見るのが苦手な私は、どうしても複雑な気持ちになってしまうのだが、「ああ、中国だなあ」と思わせる光景のひとつだ。
石炭のくず拾い
![客車の薄暗い内部](https://assets.st-note.com/img/1698875104312-fphpINf31g.jpg?width=1200)
ふたたび列車に乗って、次の駅へと向かう。
![線路を走る蒸気機関車](https://assets.st-note.com/img/1698875120841-lxD0p63ptZ.jpg?width=1200)
![「蜜峰岩駅」と書かれた看板と、その下に干された洗濯物。背後には「女」と書かれた建物。多分、トイレ](https://assets.st-note.com/img/1698875134867-gLdbEh8DEn.jpg?width=1200)
「蜜峰岩駅」。名前にはどんな由来があるのだろうか。
![停車中の蒸気機関車。沿線には菜の花](https://assets.st-note.com/img/1698875197818-suGt47tze4.jpg?width=1200)
![線路に落ちた石炭くずを拾う人々](https://assets.st-note.com/img/1698875221767-dKqbn8HXng.jpg?width=1200)
列車が通りすぎたあと、どこからともなく人が集まり、線路上に落とされた石炭くずを拾う。ちょっとしたお金稼ぎになるのだという。
![エンドウ豆の花と蒸気機関車](https://assets.st-note.com/img/1698875237929-Pf0XCSblwF.jpg?width=1200)
![菜の花畑の丘から見下ろす線路を蒸気機関車が走ってくる](https://assets.st-note.com/img/1698875281612-p2w9p9iabF.jpg?width=1200)
菜の花畑の中に入って撮影。体中が黄色い花粉でいっぱいになった。
![菜の花畑の丘から見下ろす線路を蒸気機関車が走ってくる](https://assets.st-note.com/img/1698875308786-JRFmh21O8O.jpg?width=1200)
楽しかったチャーター終了!
![躍進駅に停車中の蒸気機関車](https://assets.st-note.com/img/1698875321867-meT1gxbbW7.jpg?width=1200)
ふたたび最初の「躍進駅」へと戻ってくる。
これにて、楽しかった「包車」は終了だ。
![機関車の運転席の窓から笑顔で手を振る鉄道員さん](https://assets.st-note.com/img/1698875379409-mZMwPqC7WO.jpg?width=1200)
出発する列車を見守っていると、包車に協力してくれた鉄道員さんが、笑顔でお別れの手を振ってくれた。ありがとう! 謝謝!
![プラスチックの歩行器にのり、こちらを見つめる赤ちゃん](https://assets.st-note.com/img/1698875367473-jpQ91uQpa4.jpg?width=1200)
おまけの一枚。
中国でたまに見る光景。名づけて「赤ちゃん強制歩行機」。
「これを使うと、赤ちゃんがはやく歩けるようになる」というが、見かけるたびに「大丈夫それ!?」とドキドキする。
次回予告
中国四川省の鉄道「芭石鉄路」⑤
![暗闇の中に停車する蒸気機関車](https://assets.st-note.com/img/1698875619760-AYvPWolfDy.jpg?width=1200)
翌日、5:30に集合して、タクシーで「石渓駅」へ。
目的は、蒸気機関車の朝の撮影のためだ。
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