『あやうく一生懸命生きるところだった』感想
【あやうく一生懸命生きるところだった】
著者:ハ・ワン
観賞日:20220519-20220924
【観ようと思った理由】
・オプチャのお友達がおすすめしてたから。
・一生懸命生きすぎて辛いと感じていたから?
・頑張って辛い思いをしてまで生きていたくないと感じることがあるから。
【感想、マーカー部分】
・人は生まれつき不公平に作られている。何事も頑張れば叶うなんてウソだ。君の努力が足りないせいじゃない。→頑張っていても報われないと思っていた自分が救われた気がした。
・問題は、自分の気持ちにかかわらず、周囲の人々が「かわいそう」「なさけない」という目で見てくることだ。→「夫婦仲がうまくいっていなくてかわいそう」「結婚したのに子供がいなくてかわいそう」「いい大学出たのに、派遣社員なんてかわいそう」と感じることがある。周りの感情に左右されず【自分がどう思っているか】を軸に生きることが大切。
・ほんの少し顔を上げて周囲を見渡すだけで、ほかの選択肢がいろいろとあると気づくのに、執着してしまうとそれが見えなくなる。たった一つ、この道だけが唯一の道だと信じた瞬間、悲劇が始まるのだ。
・人生とは自分の思い通りにならないどころか、どんなに思い悩んで何かを選択しても、その選択自体が無意味になる瞬間があるという事実だった。
・正しい選択をしたつもりが、後々考えるとそうでもなかった、ということもあれば、選択を誤ったと思っていたのに後から良い結果につながることもある。→期待しないことが大切。
・年を重ねても悩みや不安はなくならないが、割と冷静でいられるのは、自分の力ではどうにもならないことに悩まなくなったからかもしれない。
・ひとりの時間を望むのは、それだけ人間関係に疲れている証拠だ。だから、ひとりの時間は必要だ。ひとりの時間は治癒の時間なのだ。→コロナの影響や体力の低下もあり、最近はひとりで過ごす時間が増えた。ひとりでも楽しめるコンテンツも増えた。
・「本当にやりたい仕事」とは「恋愛」に似ているということだ。本当にやりたい仕事は”探す”のではなく”訪れる”ものなのだ。
・まったく合わないものじゃない限り、自分ができる仕事ならやってみようと。
・本当にやりたいことが何なのかわからない?でも大丈夫。無理やり探そうとしなくていい。いつの日か、向こうからやってくるから。
・思いっ切り夢見ることが許される世の中になってほしい。
・「少なくとも、誰かのせいにするような選択だけはするなよ」→人のせいにしない、常に心掛けていたい。すべて自分の選択してきた道を歩いていることを忘れずにいること。
・遅れていることは恥ずかしいことじゃない。認めよう。→遅れている、は「他人と比べて」遅れているなら、気にしないが吉。
・何事も思い通りにいかない今が正常だ。
・ありのままの自分から目をそらして苦労し続けることをやめ、今の自分を好きになろう、認めようと決めたからだ。
・自尊感とは客観的な評価でなく、自分が自分をどう思うかが重要なポイントになる。
・告白すると、僕はまさにその”自分を過大評価している人間”そのものだった。自分が大人物だと思い込み、将来もそうなると固く信じていた。→私自身も新卒1社目を辞める前まで大きな障害にぶつかってこなかったから、過大評価していたのかもしれない。
・そしてようやく今、自分が存在しているのはただ生まれたからで、特別な理由があるわけではないことに気づいた。→ただ毎日を消耗しているだけと思っていた日々があったが、それはそれでいいんじゃないかと思えた。
・自分が何者でもないと認めてから自尊感が普通レベルに向上したというのだから、人生とはやはり皮肉なものだ。→何者でもないと認めることが大事?認めることは諦めること?
・最も簡単に、早く、自分を不幸にする方法を探すなら「他人との比較」→この本で特に印象深かった一文。他人と比較するのを辞めたいと思っていたが、他人との比較=自分を不幸にすることだと認識させてくれた一文。
・僕らが激しい嫉妬を覚えるのは、自分と同等、または格下に見ている相手だ。→自分にもできるであろうと思っていたことが叶っていない時に嫉妬を覚えるのかなぁ。
・物語を見ずに結果だけで人を評価するような習慣は、いつしかブーメランのように戻ってきて自分の人生を評価する。→物語をみる習慣づけをしなければと思った。結果だけでなく過程もみる習慣をつけていきたい。
・何かに没頭するのは嫌いではないが、何かを作り出す過程よりその結果にしか興味がなかった。いかに早く、楽に、安く、望み通りの成果物を作り出すか、その経済的な観点のみを求めていたから、その途中過程を楽しもうなんて思いもしなかった。そして、いつでも他人の結果をうらやんできた。→途中過程を楽しむことができるようになれば、もう少し楽に生きられる?
・自分もああなりたい、あれくらいはできるはず……。そうやって、憧れの人たちの真似をしてあれとこれと試してみたが、どれも長続きしなかった。当然だ。彼らが何年、何十年と努力してきた結果だけを見て、それをお手軽に手に入れようとしてきたのだから。→他人が手に入れたもののハードルをa安易に下げないことが大切?
・僕がうらやんできた人々は、過程そのものも楽しめる人たちだったのではないか?
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?