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作り話

誰も知らない山にある誰も知らない場所に
1つの屋敷とまではいかないほどの
家がありました。
側にはお堂がありました。
いつもそのお堂の囲炉裏には火が絶えず焚かれています。
家の周りには、誰も名前も知らない木々や花々が
生きています。
側には、川があり美しい水が里へと水を
届けています。

その家には、誰か居るようです。
黒髪の白い髪飾りを付けた、薄い碧のような紫掛かった衣装を着ていて、扇で顔を隠す女性が花々や木々と話しています。
ですが、その女性は、たまに来る訪問者を
強く拒絶していました。
名を尋ねられるも答えず、扉をあけません。

ある時、女性が扉を開けた時がありました。
ある訪問者が尋ねました。
「名を言わぬならば、名を与えよう」
すると、女性はこう答えます。
「名など、要らぬ」
そう言い、扉を締めました。

悲しみの感情が女性を絶えず襲います。
風が強く吹き、雨が降り出したようです。
すると、動物が濡れて女性の側まで
来ていました。
女性は、動物に話しかけました。
「お前はもうお帰り、心配している者がいるだろう」
そう言い、優しく撫でました。
しばらく、お堂で女性と一緒に体を乾かした
動物は、帰って行きました。

また、木々や花々を優しく触れながら
話をする…


創作の作り話でした。
続きは、また…( *´﹀` ) 

ここまで読んでいただき、感謝です(´,,•ω•,,)

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