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かの場所の…

終わりを見る者
ここで待っている
手を広げ待つその者へ
終わりを迎えたものたちが
吸い込まれてゆく
果てしなく広がる紺碧の空に
果てしなく広がる紺碧の海へ
望むことはない
紺碧の空に見ている
その者の美しい眼がいつもある
目に見えることはないかもしれないその眼

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もう終わりを迎えた場所で
かつての友が暮らしている
優しい笑顔が変わらないまま
優しくこちらを見ては笑う顔も変わらない
一人の老婆と暮らす友
一緒に行こうと声をかける
懐かしいあの頃と変わらない優しい笑顔で
首を振りこちらをみる友
もう時間だ
そう聴こえた声に
急いで向かう先に見える一つの社

紺碧の空にみる眼に。

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