月に手を伸ばす 夜の空に
夜空にかかる雲に
誰かが描いたような
ひとすじの柔らかな線
ひとり歩く道の上
これまで歩いた様々が去来する
誰にわかってほしいわけではない
それはこれから歩く自分をつくったもの
だから少しずつ附に落として歩いている
立てない時もあった
歩けない時もあった
たくさんの優しさに目を向けられなかった
気づけば傍にあったもの
気付けなかった自分に言う
「いいんだよ、生きているから、生きることを選んだから」
あの時の自分が笑った気がした夜
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