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《霊園の庭師、イェドラ》で無限コンボを狙う


はじめに:霊園の庭師、イェドラとは?

《霊園の庭師、イェドラ》は、ストリクスヘイヴン(アルケヴィオス次元)出身のツリーフォークです。※女性。
死亡した味方を「裏向きの森」として戦場に戻す、一風変わった能力を持ちます。

裏向きということは……

カルロフ邸殺人事件の統率者デッキ『完璧な偽装』にも収録されましたが、このカードもまた"裏向き"をテーマにした能力です。
そして「変異」や「変装」を使ったコンボが狙えるキーカードでもあります。
今回は、この能力を使った無限コンボをまとめてみました。

1:基本のコンボ

まずは、変異変装能力を使ったループを確認しましょう。

基本の庭師コンボ

《イェドラ》がいる時に《神経質な庭師》を、何らかのサクリ台で生け贄にします。

《神経質な庭師》が、裏向きの森として戦場に戻ります。

裏向きの森をタップして緑1マナを出して《神経質な庭師》を表にします。

ライブラリーの土地をサーチし、再びサクリ台で生け贄にすると、土地サーチとサクリ台の能力を無限に使えます。

また「上陸」能力や「クリーチャーが表向きになるたび」の能力を組み合わせることもできます。

《イェドラ》を統率者にする緑単デッキの場合はサクリ台がアーティファクトになるので、コンボでよく見かける《ファイレクシアの供儀台》《アシュノッドの供儀台》の無限マナあたりが適当なところでしょうか。
(※これだけではクリーチャーが戦場に出ないため《爆破基地》は対応していません)

他の色が使える場合は、直接勝ちにつながるサクリ台や変異変装クリーチャーを使うのもオススメです。

2:緑単のコンボ

2-1:無限マナ

まずは無限マナ。《ファイレクシアの供儀台》や《アシュノッドの供儀台》から出したマナが余れば、そのまま無限マナになります。
表にするコストが少ない《神経質な庭師》や、マナが不要の《ティムールの軍馬》が使いやすそうです。

マナを使わずに表になるので
《供儀台》を使わなくても緑無限マナ

2-2:変異能力を活用

同じく表にするコストが少ない《アイノクの生き残り》《ナントゥーコ自警団》を使えば、置物を壊し放題になります。

自分の置物が壊されないので
《アイノクの生き残り》のほうが使いやすい?
置物破壊のついでに無限マナも狙えますし

もちろん、墓地回収の《棲み家の防御者》もオススメです。

《アシュノッドの供儀台》の無限マナから
墓地のアーティファクトを全部出すとか

2-3:「クリーチャーが表向きになるたび」を活用

「あなたがコントロールしていてこれでないクリーチャー1体が表向きになるたび」の能力を使うなら《墨を取る軟泥》で無限トークンが可能です。

1ループごとに大きくなるウーズ……!
素出しの2マナが軽くて嬉しい

2-4:上陸を活用

前述の通り《イェドラ》は森になって戦場に戻るため「上陸」を活用できます。
緑単の場合は無限トークンが多いですが、毎度おなじみ《不屈の追跡者》を無限マナと合わせれば、無限ドローまで狙えます。
変わったところでは《洞察の具象化》で土地をクリーチャーにすると、変異変装を使わずに無限ループができます。

緑単のオススメはこのあたり?

3:他の色を組み合わせたコンボ

3-1:黒との組み合わせ

《滑り寄る魔術師、カディーナ》を統率者にする場合は、緑と黒が使えます。
《カディーナ》自体がドロー能力を持ち、黒にはサクリ台がいろいろある点を活かしたいところです。

クリーチャーや無色に「瞬速」を与えると
ドロー能力をさらに活用できます

黒の場合、相手のライフを攻める変異変装があるのが嬉しいですね。
《無情な切り裂き魔》か《狩り立てられた暴骨》で、無限ライフルーズを狙いましょう!

《切り裂き魔》はマナ不要、サクリ台は何でもOK
《暴骨》は《ファイレクシアの供儀台》で

他にも無限マナからXドレインを狙うもよし、上陸でライフを攻めるもよし。
色が増えるとやれることが広がりますね。

3-2:赤との組み合わせ

《林間の眼、カウスト》や《古き神々の咆哮、ヤラス》を統率者にする場合は、赤と組み合わせられる点を活かしてコンボを狙えます。

ドローサポートも偉い……はず

赤との組み合わせは、なんと言っても《ゴブリンの砲撃》をサクリ台に採用できる点が大きいです。

勝ちにつながるサクリ台

また『カルロフ邸殺人事件』で登場した《火炎術の演出者》も、無限ループでダメージを狙えます。

優秀なダメージソース

《ファイレクシアの供儀台》を使って《演出者》をグルグル回すパターン、無限マナからX火力を狙うパターン、上陸で無限ダメージを狙うパターンなど、こちらも色が多いメリットを活用したいところです。

おわりに

最後に《霊園の庭師、イェドラ》を使うにあたって、ひとつ注意点を。

(それは他のタイプや能力を持たない)?

《イェドラ》のテキストには、戦場に戻した裏向きの森は(それは他のタイプや能力を持たない)と書いてあります。
対戦相手に「表になる能力はどんな扱いなの?」と思われることもあるでしょう。

たとえば変異で裏向きになっているクリーチャーは能力を持ちません(《ムラガンダの刻印》のサポートを受けられます)が、変異能力で表にできます。
なので《イェドラ》で出した裏向きの森も、表にできる……というルールになっています。
なんとなく納得できるような、できないような……?
ま、そういうところも"変"なのが変異変装能力ってことで、ひとつご納得いただきたく。

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