アニメ第2話のファイト解説(カードファイト!! ヴァンガード will+Dress)

廻間ミチル vs 桃山ダンジ

7月11日(月)24:00から放送された「カードファイト!! ヴァンガード will+Dress」第2話では、劇中で強豪とされる二人が対峙しました。
今回は和やかな雰囲気での戦いでしたが、以前はかなりバチバチやり合っていたようですね。

廻間ミチルのデッキは《ドラジュエルド》を切り札にしたデッキ。
桃山ダンジのデッキは《ディアブロス “絶勝”ブルース》を切り札にしたデッキ。

両者に共通する特徴として「ソウルを使った戦略」が挙げられます。

「ソウル」とは、ヴァンガードの下に置かれたカードのこと。
ヴァンガードにカードを重ねて強くなる「ライド」のたびに、それまでヴァンガードだったカードはソウルになっていきます。
その他にも、ミチルやダンジはソウルのカードを増やす能力を持つカードを使います。
増やしたソウルを使って戦うのが、両者のデッキの大きな特徴です。

今回は、テクニカルな二人のファイトを説明しながら追っていきましょう。
用語の説明などは、こちらをどうぞ。
※なお、キャラクターの考えなどは私の個人的な解釈です。

序盤戦

ファイトの流れ

ファイトは、ダンジの先攻から始まりました。
最初のターンはアタックできないので、ダンジはグレード1にライドして、ターン終了です。

ミチルはグレード1のユニットにライドすると、ヴァンガードの後ろに味方ユニット《ファルケイト》をコール。
コールした《ファルケイト》でブースト(支援)しながら、ダンジのヴァンガードにアタックします。
ミチルはドライブチェックで、さっそくクリティカルトリガーをゲット!
いきなりダンジに2ダメージを与える、手厳しい挨拶です。

注目ポイント

ミチルはここで、ダメージを与えるだけではなく、ドロップゾーンからカードを1枚ソウルに置いています。
ヴァンガードの後ろにコールした《ファルケイト》が、冒頭で説明した「ソウルを増やすカード」だったわけですね。
しかし、増やしたソウルはすぐに使うわけではありません。
ミチルは最序盤からすでに、ファイト終盤のことを見据えている……というわけです。

中盤戦

ファイトの流れ

ダメージを受けたダンジですが、2ターン目はグレード2にライドし、そのままアタック。
ダンジのデッキは、序盤~中盤はややおとなしく、終盤で一気に巻き返す戦略。このターンは、まだ攻め込むタイミングではないということでしょう。

対するミチルの2ターン目、グレード2にライドすると、手札から複数の味方ユニットを一斉にコール!
ダンジの「一気に巻き返す戦略」は破壊力が凄まじいので「やられる前にやる」と考えての速攻戦略だと思われます。
このターンも、ミチルはソウルを増やしながらアタックしてダンジにダメージを与えていきました。

ダンジの3ターン目。
このまま押し切られるわけにはいかないダンジは、ライドの後《ジュリアン》をコールします。
この《ジュリアン》の能力は詳細が不明なのですが、かいつまんで説明します。

1、受けているダメージが多いと、強化される。
2、ソウルから味方をコールし、追撃を仕掛ける。


ダンジは「手札だけではなく、ソウルからも味方をコールする」戦略で攻撃の回数を増やし、ミチルの前列のリアガードを倒していったようです。
※ちなみにダンジは、ライドのたびにヴァンガードの能力でソウルを増やしていました。

さらにダンジはドライブチェックでトリガーと、切り札の《ディアブロス “絶勝”ブルース》を引き当て、次のターンには猛攻を仕掛けられる体制が整いました。

注目ポイント

中盤の注目ポイントは、ゆっくり攻め込むダンジに対し、速攻を仕掛けるミチル。そして、速攻に対しても焦ることなく対処するダンジ……という構図です。

ダンジは終盤に巻き返すタイミングまで、手札に戦力を温存する必要があります。
ミチルはダンジに対して「これだけ速攻を仕掛ければ、ガードするにせよ、応戦するにせよ、手札を温存することはできないだろう」と圧力をかけています。
しかし、そんなミチルに「手札ではなくソウルから戦力を出して応戦すれば、まだ温存できる」と返すダンジ。
直接言葉にはしませんが、お互いにカードで語っているようなシーンです。

終盤戦~決着

ファイトの流れ

ダンジのターンが終了し、ミチルの3ターン目。
ミチルは切り札の《魔宝竜 ドラジュエルド》にライド!
準備のためにいろいろやったあと、さらに新たな味方として《ロックアグール》を2体、前列にコールしました。《ロックアグール》の能力は

1、ソウルに4種類のグレードがあると、パワーが上がる。
2、4枚以上が一度にソウルブラストされると、スタンドする。

※ソウルブラスト=《ドラジュエルド》の必殺技
※スタンドする=一度アタックして横向きになった後、再び縦向きになり2回目のアタックができるようになる

というもの。
2回攻撃ができる《ロックアグール》が2体と、ヴァンガードの《ドラジュエルド》で、合計5回の攻撃が可能になりました。

ミチルは2体の《ロックアグール》でアタックした後、《ドラジュエルド》の必殺技を使います。
グレードがそれぞれ異なる4枚のソウルを破棄(ソウルブラスト)することで、四筋の炎が現れてダンジの《ブルース》を拘束!
パワー13000の《ブルース》が、パワー1の無防備な状態に弱体化してしまいます。

最後の力を振り絞って《ドラジュエルド》のアタックを「完全ガード(パワーの差に関わらず必ず守れる防御カード)」で止めたダンジでしたが、ミチルにはまだ《ロックアグール》のアタックが残っています。
ダンジはノーガードを宣言し、《ロックアグール》の攻撃が直撃!
ファイトはミチルの勝利で決着しました。

注目ポイント

ファイトを振り返る「感想戦」で熱く語っていましたが、ミチルほどのファイターになると、次のターンにダンジがどのくらい強烈な猛攻を仕掛けてくるかが読めていました。
自身の状況とダンジの猛攻を冷静に計算し「守り切れない。ならば、このターンで勝つ」と決断した動きだったと言えるでしょう。

対するダンジは「ダメージを受けすぎた」とは言っていましたが、ミチルの速攻は、ダンジがダメージトリガーをめくっていると戦況が大きく変わっていたはずです。(しかし「ダメージトリガーが出なかったのは運が悪かった」とは言わないところが、ダンジのカッコいいところかもしれませんね)

お互いに隙の無い攻防で、勝敗は、どちらに傾いてもおかしくなかったのではないでしょうか。

見逃し配信は、7月12日(火)の20:20ごろから!

第2話のプレミアム公開(見逃し配信)は、7月12日(火)の20:20ごろから!
アーカイブは残りませんので、お時間合う方はぜひ。

その他のストリーミング配信(有料)情報は、公式サイトでチェック!

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