アニメ第3話のファイト解説(カードファイト!! ヴァンガード will+Dress)

狐芝ライカ vs 近導ユウユ

7月18日(月)24:00から放送された「カードファイト!! ヴァンガード will+Dress」第3話では、最強のヴァンガードファイターを決める大会「デラックス」が開幕。
第1話から登場していた生徒会長・狐芝ライカと、主人公・近導ユウユとの対戦が、Aブロックの初戦となりました。

狐芝ライカは《ユースベルク》を切り札にしたデッキ。
《ユースベルク》の必殺技である【レヴォルドレス】は、ヴァンガードがアタックした後、別の形態の《ユースベルク》に変身してもう一度アタックするというもの。
すさまじい攻撃力を誇りますが、そのためには手札にキーカードをそろえる必要があります。
そのために、ライカのデッキは「カードを引く」「山札の上から■枚を見て、特定のカードを手札に加えるか、コールする」という能力のカードが多く採用されているようです。

近導ユウユは《ニルヴァーナ》と各種《ヴェルリーナ》を切り札にしたデッキです。
ユウユの必殺技は【オーバードレス】
リアガードにコールしたグレード0の《トリクスタ》が、様々な姿の《ヴェルリーナ》に変身して戦う能力です。
またヴァンガードの《ニルヴァーナ》は、アタックした時に自身と、前列リアガードの《ヴェルリーナ》をパワーアップさせる能力を持ちます。

この戦いは、ヴァンガードが変身して強くなる【レヴォルドレス】と、リアガードが変身して強くなる【オーバードレス】の対比構図、とも言えますね。

序盤戦

ファイトの流れ

先攻はライカで、ファイト開始。
ライカのグレード0は《背中追う少年 ユース》。ユウユのグレード0は《サンライズ・エッグ》です。

先攻1ターン目、ライカはグレード1《駈出す決意 ユース》にライド。
先攻1ターン目はアタックできないので、これでターンエンドです。

後攻1ターン目、ユウユはグレード1《焔の巫女 リノ》にライドし、ライカにアタック!まずはダメージ1点を与え、順当な立ち上がりです。

先攻2ターン目、ライカはグレード2《烈光の騎士 ユース》にライド。
ヴァンガードの能力でリアガードを1体コールし、さらに手札から1体をコール。
ヴァンガードのアタック時、ライカはクリティカルトリガーをめくり、ユウユに2ダメージを与えます。
ライカはさらにリアガードで追撃を狙いますが、ユウユはここをガード。

後攻2ターン目、ユウユはグレード2《焔の巫女 レイユ》にライド。
ヴァンガードの能力で《トリクスタ》をコールして《ヴェルリーナ・アルクス》に【オーバードレス】
《アルクス》は《トリクスタ》の上に重ねられることで、能力が解放されます。《アルクス》の能力で、ユウユはカードを引き、戦力を補強できました。
ヴァンガードのアタック時、ユウユはドロートリガーをめくり、さらに手札を補充。
このターン、ユウユは2ダメージを与え、両者のダメージは3対2になりました。

注目ポイント

ファイト序盤は、互角の戦いと言えるでしょう。
両者リアガードを展開して攻撃しつつ、次の展開に備えて手札も確保できているようです。

個人的には、ライカのヴァンガードに注目ですね。
グレード0から2まで、白と青を基調にした鎧をまとった騎士《ユース》にライドしています。
ヴァンガードのカードには時々ある「グレードが大きくなるごとに成長していく」タイプのユニットです。
《ユース》がどのような物語を持ったユニットなのかも、チェックしたいところ……。

中盤戦

ファイトの流れ

ライカの先攻3ターン目。
グレード3の《ユースベルク “破天黎騎”》にライド!
ヴァンガードの能力で手札を補充し、リアガードを展開。リアガードの能力で、さらに手札を補充しました。
ヴァンガードのツインドライブで、ライカはフロントトリガーを引き当ててリアガードの攻撃力を強化し、ユウユに追撃のアタック!
しかし、ユウユもダメージチェックでフロントトリガーをめくり、味方のパワーを強化。これで防御力が上がり、ライカの猛攻をダメージ4点までで凌ぐことができました。
ライカはターンの最後に、リアガードの《ペインキラー・エンジェル》の能力でカードを1枚引いて、ターンエンド。

ユウユの後攻3ターン目。
グレード3の《天輪聖竜 ニルヴァーナ》にライド!
空いている前列に《トリクスタ》をコールし、そこに《ヴェルリーナ》を重ねて【オーバードレス】!
さらに《ヴェルリーナ・アルクス》に《ヴェルリーナ・バリエンテ》を重ねて【オーバードレス】!
前列に強力なユニットを並べて、ライカにアタックしていきます。

しかし、ライカの防御は隙がありません。
《ニルヴァーナ》のアタックを冷静に処理すると、ユウユの切り札《バリエンテ》のアタックもガード。
ユウユはあと一歩のところで攻撃を止められてしまい、勝ちきることができませんでした。

しかし、ユウユの手札にはガードに使えるユニットと、次のターンに一気に反撃するための切り札「グレード4」が控えています。

注目ポイント

お互いに「やりたいことを全力でやる」といったファイトです。
ライカはまだ【レヴォルドレス】を残していますが、この先攻3ターン目はその準備と言ったところでしょうか。
主にリアガードの能力で手札を補充し、次のターンに一気に攻め込む態勢が整ったようです。
特に《ペインキラー・エンジェル》は、ヴァンガード熟練者も「なるほど」と唸るユニット。派手さはありませんが、通好みのいぶし銀といった能力です。

ユウユは後攻3ターン目に【オーバードレス】を連打し、できる限りの全力で攻め込みました。
しかし後列にブースト(支援)のユニットが置けなかったこともあり、ライカの防御を崩すことができませんでした。ライカの前列にいた《烈破の騎士 フリーデ》が、強力なインターセプトができるユニットだったのもポイントですね。
《ニルヴァーナ》のアタックを、手札1枚と《フリーデ》という最小限の消費で守れたのは大きかったのでは?

……ところで、ライカのグレード3《ユースベルク》は、グレード2までの《ユース》の名を残しながら、鎧の色は黒を基調としたものに変貌しています。
同一人物だとすれば、彼に一体何があったのか……?

終盤戦~決着

ファイトの流れ

ライカの先攻4ターン目。
再びグレード3の《ユースベルク “破天黎騎”》に、ペルソナライド!
ペルソナライドは、第1話でユウユがウララに説明していた能力ですね。
(詳しくはこちらも参照してください)
同じ名前のグレード3にライドすることで、カードを1枚引き、さらにこのターンは前列のユニットがパワー+10000されます。これでライカの攻撃力が大幅にアップしました。

さらにライカはリアガードを全面に展開。アタックの態勢に入ります。
ライカはツインドライブでフロントトリガーを引き当てますが、ユウユは手札2枚+《ヴェルリーナ》のインターセプトでガードしていたので、攻撃を耐え凌ぎます。

しかし、ユウユは【レヴォルドレス】を想定していませんでした。(※カードゲームアニメにはよくあるパターン)

ライカは手札から《ユースベルク “反抗黎騎・紅蓮”》にライド!
アタック時のドライブチェックは失いますが【レヴォルドレス】時の能力でパワーは+15000!
さらにペルソナライドをしているなら【レヴォルドレス】時の能力が強化され、クリティカルも上昇します!
ここにペルソナライドのパワー+10000も含むため、圧倒的な攻撃力のユニットに変貌しました。

ユウユの手札には、ガードに使えるカードが残り4枚。
高パワーの《ユースベルク “反抗黎騎・紅蓮”》と、フロントトリガーで強化されたリアガードをすべてガードすることはできません。

煽りに煽ったライカのセリフとともに《ユースベルク》の一撃がユウユにヒット。
ユウユのダメージが6となり、ファイトはライカの勝利で決着しました。

注目ポイント

【レヴォルドレス】の初披露!
ヴァンガードのアタック後に強力な追撃が控えている【レヴォルドレス】は、対戦相手には見えない「手札」から飛んでくる奇襲というのが面白いところですね。
ユウユは【レヴォルドレス】を警戒していませんでしたが、実際のファイトでも「手札にキーカードがあるのか?ないのか?」を警戒し続けながら守るのは、なかなか難しいものです。

また【レヴォルドレス】で登場した《ユースベルク “反抗黎騎・紅蓮”》の禍々しい雰囲気にも注目ですね。
グレード2までの「白のユース」と、グレード3の「黒のユースベルク」の二面性は、狐芝ライカというキャラクターを象徴しているようにも見えます。
今後の展開が楽しみなキャラクターです。

負けてしまったユウユは、Aブロックを勝ち抜くために後がなくなりました。
デラックスは、大会の途中でデッキを改造することも可能なようです。次以降のファイトで、ユウユはどんな切り札を見せてくれるのでしょうか?

※なお、この記事におけるキャラクターの考えなどは私の個人的な解釈です。

見逃し配信は、7月19日(火)の20:20ごろから!

第2話のプレミアム公開(見逃し配信)は、7月19日(火)の20:20ごろから!
アーカイブは残りませんので、お時間合う方はぜひ。

その他のストリーミング配信(有料)情報は、公式サイトでチェック!

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