ガーン9(手術)

キタキタキタキタ、前日に来ると言われていた、乳首上あたりへの注射が、午前9時頃に専門の部屋に呼び出されてキタァァ!
この注射、リンパへの転移を確認しつつ、医師曰く、切り進めながら、薬液をガイガーカウンターで計測して云々する為のなんちゃらかんちゃら。
ここで、なんか嬉しいというかニコニコしてしまう出会い。

今時で言うところのLGBTとか、自分の知人等でもいたり、思うところは各々の個性で、なんとも思わなかったり、言い訳にしてねーかい?とか、一口で言えないことがあり。

そんな、乳首上部への注射を担当してくれた技師?看護師?医師?が、まー、どういう性別でどういうアレだか分からんが、見た目は男性だがオネエっぽい語り口で、良い意味で面白かった。この局面でそういった対人があるとはあまりにも想定外。
「この注射について聞いてる〜?」
「聞いてないでーす。でもその言い方からすると、痛いっぽいっすねぇw」
「そう、いったいよーw」
「いったいんすかー。ま、しょーがね、よろしくお願いしまーす!w」
その注射、避けられんわけだし、避けても自分がよりわけわからんだけだし。
針先(先端恐怖)も伝えて、見ないで済むようにしてくれ。

バチーンとはまた違う痛みだった!
緩めに熱した画鋲の針長めのをじんわーと刺されている感じ。確かに痛い。
「いったいよねー?w」
「この手の痛みっすかー。ほーぅ、なるほどー。いったいっすねーw」
両胸ゆえ、一方刺してからもう一方への注入。じわじわダメージ。
謎の注射担当者のおかげで、面白い方に気持ちを持っていけて良かった。ありがとうございます。

30分くらいで病室に戻ったのかな。違和感は少々残るが、どうせ数時間後にもっと痛いであろう状況で切られるのにチックショ、なんだよ、全身麻酔してからじゃダメなんか〜いとw

さていよいよ手術。
予定より15分遅れての手術室呼び出し。直前まで身内とくだらないラインして遊んでたw
頑張るのは医者。
私はアミューズメントパーク堪能担当。

両胸全摘出で、おっぱいおっちいさんだから時間多めにかかるかもとは言われていた。
リンパの転移次第(画鋲的注射の映像?写真?と、細胞摘出したものを手術中に細断して、状況次第でリンパ除去する)でもまた変わると。
片胸1時間半、両胸で3〜4時間程度と聞いており。リンパ転移が箇所数、進行度合いでまた変わってくるのだろうけれど。

手術室はドラマ等で見るような銀色ではなく、床、緑色だった
出血を流水で流して清潔にするにはそれが正しい気がしたw
両胸摘出だから両腕を伸ばした形に固定する訳で、腕台に乗せたが、なんか見覚えあるクッション…古き良き食器洗い用のスポンジじゃないかこれ?w

この頃から麻酔を入れる準備等。
待て、昨日購入したおむつ着用していませんが?あぁ、看護師さんが追ってつけてくださるのね等々、甘える方針の心(自前緩やかパンツ着用中)
腕に麻酔前の(生理食塩水か?)点滴導入前後、看護師さん?から「あ、両腕だから足にしたほうが…」の声。
いやまだ麻酔入れていないから、足こわわわわわ。の、顔を読み取って、そのままにしてくれました。

本気全身麻酔を注入開始。
「すぐぼんやりしますよ〜」の声。
一息目「あ、なんか柔らかーくなってきた気が」
二息目、完落ち。
全身麻酔すげぇ!

手術室内で担当・執刀医から声をかけられて目覚める。
医師「終わったよ〜」
「あざーっす!リンパどうでした?」
医師「1箇所1ミリだけあったからぺぺっと取っといた!」
「あざーっす!」
リンパ郭清で退院日含め、麻痺、浮腫等、困ることが多いらしいと聞いていたので、とりあえず聞いて、寝た。
手術は5時間くらいで終わった模様。

また酔っ払っているので、忘れないうちに書く。
腕から入れられていた全身麻酔の注射、手術中なのか、いつの間にか、足に入れ変えられていた!すごい!ありがたい!痛いのやだもん!

多分、今日はここまで。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?