金言44:卵は温めるがファクス担当ではない。

ソフトウエアセールスアシスタントの金言

シーン:
営業会議。四半期の区切りの会議の席上、反省と成果そして次の四半期の目標を議論する場面で売上目標数字を持たないアシスタントが、自分の立場を鶏に譬えていいました。
「卵をあたためる役割をしっかり果たしたい。営業で仕事をとってきたり、契約をまとめ請求、売掛回収したりするのは営業マンにまかせ、プリセールスに全力を尽くしたい。」

広告宣伝、パブリシティ、ホームページなどの媒体を見て問い合わせをしてきたお客さまに製品紹介をする仕事に全力集中するということです。つまり、ひととおりの製品紹介が終わると、次のフェーズは営業マンに振っていきます。卵は産まず温めるだけで、一定期間温めると、次の卵を温め始めます。

温めたと判断した卵が孵らないのは、卵の問題で、この人のプリセールスの結果ではないと曲解しています。

ファックス担当ではない:
ある時、製品紹介のセミナー申し込みをファクスで受け付けた際、ファクスのそばに席があるこの「鶏さん」がメールでマーケティング部門に抗議してきました。「自分はファクス担当ではない。ファクスが届くたびに、マーケティング部門に届けるのは自分の仕事ではない」

セミナー申込書は、「鶏さん」にとっては卵の入荷通知のようなもの。3年以上卵を温めているだけのアシスタントの発言です、これ以上仕事を増やしたくないのでしょう。セミナー申込書は、「鶏さん」にとっては卵の入荷通知なのに、鶏冠の下にある小さな脳みそでは理解できないのでしょう。だから「女子供」という言葉が死語にならないのです。

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