金言352:節目を感じる

物事、下落局面では何をしても裏目に出てしまうと悲観し、逆に、上昇局面では何をしても幸運に助けられるような楽観的な気分になることが多いと思います。
悲観的な局面から楽観的な局面にかわる節目をどのタイミングで感じるかがとても大切です。この潮目をほかのだれよりも早く的確に見切ることができる指導者がいる組織は有望です。周囲からは強運の持ち主と期待され、「幸運にあやかりたい」と多くの人がモノとカネと情報を持ち込んできます。そして、事業内容が上昇基調のときは、人が集まり、潮が引くと同時に離れていきます。

名のある企業や老舗が次々と不祥事を告発されて窮地に立たされています。多数の利益のため(皆のため)という大義名分で許容されてきた不適切な行為が、近頃は断罪されるようになりました。賞味期限改ざん、産地偽装、残飯の使いまわし、日本大学理事長の脱税などは今までもあったはずです。それが犯罪として摘発されるようになりました。政治の業界でも、代議士が動けば官庁も私企業も何とかなるという時代ではなくなったのです。

節目が変わったことを次に思い知らされるのは、公権力の恩恵を親子代々受けてきた政治家と官僚そして王族ではないかと予想します。

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