ため息108:ドッグワード
プレゼンテーションというビジネス手法では、エーとかアーとか言うドックワードを、嫌います。
聞き手は意味のない言葉に注意がいくそうです。「エー」や「アー」が多い人の話を聞くと、気になって内容をあまり覚えていないといいます。人は話し手の話を30%くらいしか聞いていないので、さらに気に障るドッグワードがでてくるとほとんど伝わらないことになります。
芸能人が謝罪会見する場面では、この関門を見事にクリアする人が多いです。一回も気になるドッグワードを発しません。取り直しがない、本番一発勝負ですから、役者の本領を発揮します。マイクを持った無礼な小僧や小娘たちに、毅然として、いいたいことだけ言います。
一方、政治家はうなり、時間をかせぎ、話題をそらせ、やりすごそうとします。
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