金言31:デジタル・ジャングルの基本的法則

米国大学院で最初に電子商取引をテーマに博士論文を書いた学者の金言

「大が小を必ずしも食わない」
ITの急成長が企業規模を縮小している。米国経済において、ますます多くの経済活動が中小企業によって行われている。ITや他のハイテク産業の普及によって、従来ひとつの企業が行っていた経済活動が、アウトソーシングなどを通じ、別の企業によってなされるようになり、大企業の分解が起きている。

「速いものが遅いものを食う」
経営者は常に市場の変化をモニターし、新しいビジネスモデルを予期し、自社の既存の前提に挑戦し続けなければならない。待って様子を見るという時間的余裕がなくなっている。常に革新を進めなければならないと感じている企業は、ますます新旧のサイクルが短期化している。金融サービス産業においては、毎週のように新しいバートナーシップ、アライアンス、新商品が発表になる。

いただいたサポートはこれからやってくる未知のウイルス感染対策、首都直下型大地震の有事対策費用に充当します。