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金言586:少数民族として組み込まれる日

ロシアがウクライナを組み込もうと仕掛けた武力侵攻は長引いています。この失敗事例を参考にしてレッドチャイナは太平洋地域の島国にM&A政策を積極的に展開しています。

漢民族の勢いが報道されるたびに、新潟県にあった観光施設に現場のスタッフとして3日間働く係長までの本社社員に課せられた現場研修プログラムを思い出します。食と住は現地従業員と同じ場所です。当時研修した施設は開業間もない事業所でしたが、現地採用正規雇用者を除く季節従業員は借り上げ社宅に住んでいました。

この社宅の風呂は、浴槽の湯は汚れ、浴槽と洗い場の床はぬるぬるしていました。従業員は大部屋で寝泊まりしていました。仕事場にはマイクロバスで送迎しますので、まるで工事現場に来たような気がしました。まもなく、この事業所は経営不振で転売されました。劣悪な環境に暮らす従業員に、お客様への快適なサービス提供を期待するには無理がありました。

その2~3年後に香港経由でシンセンの製靴工場を見学しました。従業員の環境は新潟の観光施設と似ていました。それから数年後に再度訪問したときは、シンセンの工場は整理整頓が徹底され、従業員は清潔なユニフォームを着用し、きれいな靴を履いていました。女子従業員はゴールドのネックレスをしていました。
いまでは、我国の国民生活レベルはレッドチャイナ都市部を下まわっているようで、漢民族が運営する中華経済圏に日本人が少数民族として組み込まれる日がやってくるのは、そう遠くないことかもしれません。

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