金言257:ウサギ型からカメ型へ

ウォーキングは運動不足解消、肥満防止そしてボケ防止と、いろいろ効能がありそうです。
ウサギとカメの話は、参考になります。

1)ウサギ型の運動
無酸素運動(アネロビック)で、すぐ息切れしてしまいます。
脂肪を分解・燃焼するためには十分な量の酸素を必要とします。脂肪が燃焼を始めるのは運動開始後20分くらいからなので、速く走っても、20分以上続けないと、脂肪が燃えてくれません。ダイエット面では効果がないということです。
原作では、ウサギが途中で居眠りをして、カメに追い越されますが、実際は、マラソンでトップを走っていたランナーが、何らかのトラブルにより棄権したようなものだったのかもしれません。

2)カメ型の運動
有酸素運動(エアロビック)で、十分な呼吸を確保しながらできる運動です。早く走ることではなく、20分以上継続して、少し早めに歩くことで、脂肪がよく燃えダイエット面で効果が期待できます。また、有酸素運動で脳に酸素が効率より供給されると、脳細胞の退化はある程度予防できるそうです。肥満防止から脳活性化(ボケ防止)の効果まで期待されています。

3)のろまなカメの再評価
のろまなカメは、組織の一員として成果を評価されると、瞬発力のあるウサギに負けてしまいます。一定の短い期間の目標を達成する能力は、ウサギの相手になりません。ビジネスの世界では、常に次が控えています。押し込みなどの力仕事で期末を乗り切っても、来期の目標をクリアできる見込みを示さないと、先行きに不安材料を抱えるということで、嫌気売りを浴びてしまいます。ウサギは、途中で居眠りしたり、手抜きをしたりするので、株主は、安心できません。カメは、のろまですが、着実にゴールを目指しますので、ゴールをめぐる環境が変わらない限り、長期的な目標達成には期待をもつことができそうです。

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