ワイン+魚介 = 生臭さ の正体

ワインを飲みながら、お刺身や魚介類を食べると、ちょっと生臭く感じる!なんて経験をした方も多いかと思います。

一体なぜ、ワインと一緒に飲むと生臭みを感じてしまうのでしょうか?

2000年代初頭、その原因を突き止めた日本人がいました。(メルシャン田村氏)


その原因は、

「鉄(Fe2+)」。含まれる鉄が多いほど、生臭みが強くなると判明。


では。その生臭みの正体は? 



味ではなく、『におい!』

鼻を塞ぎ、味覚だけでは生臭みを感じなかったそうです。


ワインの中の「鉄イオン(Fe2+)」が、魚介の「脂質」の酸化を促進し、臭い成分(不快な魚臭のする成分「(E,Z)-2,4-ヘプタジエナール」など)を瞬時に発生させるというメカニズムが解明。

「鉄(Ⅱ)イオン(Fe2+)」が存在するワインと、少し鮮度の落ちた時に発生する過酸化脂質が含まれる魚介類を一緒にとった時、「生臭い!」と感じます。


ワイン中に鉄が含まれる原因として、

 1.ブドウ畑の土壌の成分
 2.外部からの混入(砂埃や病害虫防御の為の薬剤成分)
 3.収穫から醸造段階までの金属製醸造装置との接触による混入


魚介類と合わせるには鉄分の入っていないワインが良いって事ですね。

ラベルの裏にも鉄分の記載はないですよね。では、どうやって選んだら良いのか?それはまた、次回に。

それでは、良いワインライフを🍷

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