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ワイングラスをくるくる回そう❗️
こんにちは。こんばんは。
ワイン愛好家は、なぜ何度も何度もグラスをくるくる回すのか? カッコつけてるぜ❗️なんて思っている方も多いと思います。
グラスを回して空気と触れさせる理由は、大きく3つあります。
(1)香りを広げて、適温にする。
(2)酸化防止剤を無害化する。
(3)還元状態から戻す。(後日解説します。)
(1)は、少し考えれば当たり前の事ですね。香りのないワインは魅力半減です。
今回は、(2)を中心にお話します。
皆さんは、安い居酒屋でワインを飲んで頭が痛くなったことはありませんか? それは酸化防止剤の影響かもしれません。
とかく悪者のように扱われますが、そもそも酸化防止剤とは、ワインを酸化から守るために、ワインより酸化しやすい物質(亜硫酸塩など)のこと。
水道水の塩素と同じ働きですね。水源に近いキレイな水には、あまり入れる必要がないですが、河口に近い水道水には、水を守るためにしっかり入れます。浄水場から長く離れても安全に飲めるのは、このおかげです。(ワインにとっては塩素は大敵なので絶対添加しません)
例えば、手作業で丁寧に選別されたブドウを使ったワインと、機械で収穫したブドウで作ったワイン、どちらに酸化防止剤多く必要でしょうか?想像すればわかりますよね。
そして、もし、
酸化防止剤が体の中に入ったらどうなるでしょうか?
当然、
体の中での酸素が奪われます。その先は、言わずもがな。頭がいたたたた...
では、どうしたらいいのか?
実は簡単❗️
グラスをくるくるくるくると。
酸化防止剤は酸化されやすいので、空気と触れさせれば無味無臭無害の物質に変わります。
自分の身を守り、そして美味しく飲む。
次回ワインを飲む機会にグラスをくるくる回してお楽しみください。
ちょっと長くなったので、自然派ワインに関係する(3)はまたの機会に。
それでは、皆さん良いワインライフを🍷
ーーープロフィールーーー
イタリアワイン好きがこうじて、1日2組の会員制レストランのオーナーシェフとして18年間経営した実績と経験をもとに、ワインに関する情報を主体に発信して行きたいと思います。
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