マガジンのカバー画像

ジストニア闘病×本や映画、音楽、メジャーリーグ……将棋など

140
2018年3月に頸部ジストニアを発症。 首が自分の意思とは関係なく、右へ勝手に回ろうとします。 対処療法しかないので、辛い病ですが、趣味の「読書」「映画」「音楽」「メジャーリーグ… もっと読む
運営しているクリエイター

2018年11月の記事一覧

血沸き肉躍る! 「孤狼の血」(映画)

原作を読んでいたので、絶対に観たいと思っていた映画でした。原作者は、何と女性です。ちょう…

cassisband
5年前
2

数字は便利! 『文系ビジネスマンでもわかる数字力の教科書 当たり前なのに3%しか…

数字は世界共通で便利な文字です。 最近は、私のスマホは気分を%提示で表してきます。スマホ…

cassisband
5年前
3

『恐怖を知らない人たち』(アビゲイル・マーシュ、江戸伸禎訳)

恐怖を感じない人がある意味羨ましい。脳の手術が怖くて踏み出せないからです。ただ、恐怖の感…

cassisband
5年前
3

葛藤の極み、人は二度死なない 「人魚の眠る家」(映画)

脳死をテーマにした感動作品です。原作は同名の東野圭吾先生の小説。主演の篠原涼子さんは一度…

cassisband
5年前
5

嫉妬心とは可能性の発露 『構想力』(谷川浩司)

健闘半分、悔しさ半分の息子の将棋大会から一週間経ちました。ちょうど、同じ大会では、プロ棋…

cassisband
5年前
2

「空気」を排除するため、現実という名の「水」を差す 『「空気」の研究』(山本七平)

私が生まれる前の本でした。何の本か忘れましたが、少し前に読んだ本の中で引用されていました…

cassisband
5年前
3

島耕作はサラリーマンのバイブル的漫画 『島耕作も、楽じゃない。仕事・人生・経営論』(弘兼 憲史)

社会人になった頃、『課長島耕作』と『部長島耕作』を一気読みしました。畑は全く違いましたが、何となく社会人とかサラリーマンのイメージが湧くかなあと思ったのです。 本書は、『島耕作』の漫画やセリフを引用しつつ、仕事・人生などについて書かれた新書です。 島耕作は原作者の弘兼憲史さんの代弁者ということですね。島耕作というフィルターを通して、弘兼さんの考え方を知ることができます。 後半は、経営者のインタビュー集になっています。豪華な顔ぶれです。 タイトルの「楽じゃない」にもあり

数字は万能か? 『数字が明かす小説の秘密』 スティーブン・キング、J.K.ローリング…

ひと頃、統計学の本が流行りました。 私も大学院の量的調査で少しだけかじりました。相関関係…

cassisband
5年前
6

飲みすぎ注意!『ちょっと一杯のはずだったのに』(志賀晃)

元々、お酒はあまり飲めませんが、よく考えてみたら、3月に病気になってから、一滴も飲んでい…

cassisband
5年前
2

罠にはまる!「去年の冬、きみと別れ」(映画)

今年は中村文則さんの映画化作品が続々と公開された年でした。玉木宏さん主演の「悪と仮面のル…

cassisband
5年前
4

汝自身を知れ 『私はすでに死んでいる ゆがんだ〈自己〉を生み出す脳』(アニル・ア…

「汝自身を知れ」 デルポイのアポローン神殿に刻まれた格言です。この言葉は、拡大解釈されて…

cassisband
5年前
3

人は問う生き物 『私たちはどこから来て、どこへ行くのか 科学に「いのち」の根源を…

何かで読んだことがあります。「人は問う生き物だ」 何に対しても、人間は問わずにはいられな…

cassisband
5年前
2

注目の新進気鋭作家の一人! 『リアルフェイス』(知念実希人)

自然界で一番強い毒素「ボツリヌス菌」。 私も治療のため、二か月に一度売っています。 保険…

cassisband
5年前
2

人間とAIは共存できるのか? 『マルチナ、永遠のAI。AIと仮想通貨時代をどう生きるか』(大村あつし)

ここ数年、小説や新書、学術的な本の2~3冊に1冊は、人工知能や脳科学が占めていました。私の好きな羽生善治先生も、AI関連の本にたくさん登場しています。 Eテレでは現在「人工知能」の特集を毎週放映しています。先日はBSで西島秀俊さん主演で「マリオ」というドラマも視聴しました。まだまだ、いやむしろ今後も人工知能やAIの話題は最前線かもしれません。 さて、本著は、小説と技術書を巧みに融合させています。美人AIマルチナを軸に物語は展開し、主人公は巨悪な陰謀に巻き込まれていきます。