川崎競馬場に行ってきた
2月に笠松競馬場に行ってみたが、開催中止となってしまったため、本当に「ただ行っただけ」で終わってしまった。また競馬場へ、今度はレースを見に行ってみたいと考えていた。一応5月には東京競馬場でほぼ毎週G1レースが行われるのだが、特に日本ダービーなどは抽選倍率もかなり高そうである。
そこでふと思いついて、地元神奈川の川崎競馬場のレースを見てみると、5/16~20の間にレースが開催されるという。実は川崎競馬場はいくつか面白い特徴があるので、行ってみたいとも考えていた。公休の日程と突き合わせると、準重賞レースの「スパーキングスプリントチャレンジ」が5/19に行われるというので、予約を入れてみたのである。
馬場内駐車場
当日は、バスの乗り歩きなども考えていたのだが、朝かなり早起きが必要だったため、結局当日朝に車で行くことに決めた。うちからだと一般道経由でも1時間半くらいあれば行けるので、正午少し前に出発した。
川崎競馬場には13時25分くらいに到着したのだが、これが川崎競馬場の特徴の1つ「内馬場が駐車場になっている」ことである。
500台収容の平面駐車場(まあ立体駐車場にしたら向こう正面の馬が全然見えなくなるから、もしやるなら地下駐車場だろう)であるが、こうしてみるとなかなか広い。1日500円である。
初めての川崎競馬場のスタンドがこのアングルである^^;
14時ちょうどに開場、早速中に入ってみる。
こんな案内板も。今日はレース開催だから×だが、レース非開催日だったらコースを横断できるらしい。
スタンドへの地下通路をくぐって行く。スタンドの1階では競馬新聞なども販売しており、試しに1部買ってみる。
ただし予想にはほとんど使わなかった。当日のレースのことだけが載っているので、まあこれも来場記念みたいなものである。
パドック前にある「馬王」という店でチキンフライ(300円)を買って食べてみる。まだ揚げてからさほど時間は経っていないようで美味しかった。
ケンタッキーラウンジ
さて、今回予約をしたのは1号スタンドにある「ケンタッキーラウンジ」である。
入口からして何か「特別なエリア」という印象がある。予約画面を見せて中に入る。
ラウンジという名の通り、中はフリースペースのような感じになっている。ちなみになぜ「ケンタッキー」とついているかというと、別にケンタッキーフライドチキンとは関係なく、川崎競馬場で行われる「全日本2歳優駿」というレースが、アメリカの「ケンタッキーダービー」の出走権を得るためのポイント対象レースに指定されたことにちなむという(ちなみに「全日本2歳優駿」は、アグネスデジタルが初めて勝利した重賞レースである。ウマ娘とつながったね^^;)。
今回予約したのは屋外席で、ゴールポストがすぐ前というなかなかの好ポジション。ただし椅子はごくごく普通のものであるが…。
ケンタッキーラウンジ内には「2MINUTE」という店が入っている。11レースの出走まで営業しているとのこと。ソフトドリンクは1000円でその日は飲み放題なので、まずこれを注文してみる。ファミレスのドリンクバーと比較して高いと思う人もいるかもしれないが、たかだか1時間くらいしか店にいないファミレス(いや長時間粘る人もいるかもしれないが)と、6時間くらいにわたってずっとそこにいるのが前提の店を比較するのが間違っている。ちなみにアルコール類はビールも含めて2000円で飲み放題となっており、こちらは酒類を嗜む人ならお得感は大きいだろう。
メニューはこんな感じ。食べ物もそこそこ置いてある。
まあ、こういうラウンジ席があるのも面白そうだった、というのも、今回川崎競馬場に来た理由の1つである。
さて、第1レースは「スパーキングデビュー」、つまりメイクデビュー戦である。せっかくだから馬券を買ってみようかと。
ちなみにラーテルは父の父がサクラバクシンオー、モンゲーチャンスは父の父の父がグラスワンダーである。つまり血統にウマ娘のモチーフ馬がいるかどうかが基準(競馬新聞を予想に使わなかった最大の理由)。今回は「ウマ娘馬券だけで競馬はどのくらい当てられるか」というのも試してみたかったのである。
結果はラーテルが1着だったが、複勝だったので200円が400円になり、モンゲーチャンスは6着だったのでゼロ。とりあえずトントンである。
これを元手に第2レースも購入。
キャップは父の父がサクラバクシンオー、アズーロネロは父コパノリッキーである。結果はアズーロネロが2着だったが、複勝だったので200円が220円になり、キャップは4着だったのでゼロ。400円が220円になってしまった^^;。
第3レースは特に馬券は買わず、観戦のみ。
「2MINUTE」で牛スジ煮込み(600円)を買ってみたが、バゲットが入っているし、実際に食べてみたらビーフシチューであった。量はやや物足りないが味は良し。
ゴールポスト前
第4レースではゴールポスト前に来てみた。
本当に目の前である。
ほどなく返し馬がやってきたがこの近さ。この近さは中央競馬ではなかなか体感できないと思うし、これが地方競馬の良さなのかもしれない。
もう少し練習すればかなりかっこよく撮れそうな気がした。
ちなみに第4レースはリュクスコンドル(母父エルコンドルパサー)を複勝で買ってあったが、3着だったので200円が520円になった。
T.T Brewery
この後はしばらくスタンド内を徘徊していた。第2スタンドの4階に「T.T Brewery」があるので入ってみる。
川崎限定クラフトビール「ロジータ」を出す店だそうで、食事物もいろいろあるようだ。
店内はガラガラであったが、どうも特別観覧席の指定の席まで持ってきてくれるサービスがあるらしい。それを店員さん1人で回すのは大変だろう(重賞レースがある時はもっと人手を増やすのかもしれないが)。
ハンバーグステーキセット(1500円)を頼んでみたが、割としっかりしたものが出てくるので、もともと時間がかかるものだと思う。それにここは競馬場の店なんだから、待ち時間は予想時間に充てるべきでしょう(強引)。
ところでシャンパンもメニューにあり、15000円~150000円となっていたが、どのくらい頼んだ人があるのだろうか^^;。
こちらで食べ終わった後はまたケンタッキーラウンジに戻って観戦。そろそろ暗くなってきているので、シャッタースピード的には厳しくなるが、うまく止められればかなりスピード感のある撮影ができそう。
気が付けばもうナイターレースの時間帯である。
ちなみに馬券については、第7レースで500円が1120円になったまでは良かったが、第8レースで1100円が520円になり、さらに第9レースでは500円が0円になってしまった。これが「ウマ娘馬券」の限界かと思いきや、実は第9レースで勝ったのはなんと8番人気の子で(単勝17.1倍、複勝でも5.1倍になった)、しかも母父タイキシャトルだったのだから、もっとまんべんなくウマ娘血統を買っておけばよかったのかもしれない。
もっとも、そもそも論として、私の競馬観戦は、自分の投票した馬に関係なく「おお、すごい追い上げだ」「これは差し切れるか?」という競り合いを見て楽しんでいる部分が大きいので、損したところで大したダメージもないのであるが。まあ馬券売り上げが上がらないと競馬の維持自体ができなくなりますからね。
シーフードピザをつまみながら観戦の図。馬券への予算より食事予算の方が大きかったりする。
メインレース
さて、本日のメインレースは準重賞「スパーキングスプリントチャレンジ」である。このレースについては前々から目をつけていた子に500円ずつ。なお、どちらもウマ娘血統であることは言うまでもない。結果的には1000円投下して600円になった。
この後、ポケットの小銭から100円足して700円で最終レースを買ってみるが、全部外れました^^;。
感想
まあ、ちょいちょい撮影もできたし、楽しめたのは確か。東京競馬場で半日過ごした経験があるとはいえ、地方競馬でオープンから最終レースまでの半日を退屈せずに過ごせるか不安だったのだが、レースの臨場感は楽しいし、しかも距離が近いのだから迫力もあるし、全くの杞憂であった。
これだったらあちこちのレースを見に行ってもいいかも知れないな…と思いながら帰途に就いたのであった。
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