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立冬の日に。

だんだん寒くなってきて朝。娘がわたしの布団に潜り込んでくる。ぴったりと体をくっつけて、暑くなったら離れて、猫みたい。


一枚の布団で、眠ると、初冬、という感じがする。まだ小さいけれど確実に年々大きくなる娘、変わらない私。

そんな寝方をしたからか、この前アルバムなんて見たからか人がたくさん出てくる夢を見た。
子どもたちを連れて、海まで運転していて、どうしても細い道で階段しかなくて車で階段を上がるというあり得ない夢。朝陽が綺麗だよーとオレンジ色の空を見て話した。

海でフェリーに乗ったら子どもたち二人は消えて、私だけになって(それに対して私は何の疑問も抱かず)喫煙コーナーにあなたが居て電子タバコみたいなものを吸っていた。まだ学生なのか、朝登校して見つけた!という感じで声を掛けた。『昨日LINEでやりとりしてたじゃん、あの話なんだけどさ、今度ほら〇〇に行くって話し』
話し終える前に体育会の面々が来て、これから車でラーメンを食べに行くという。私も集まりがあるんだった!と、慌てて出発しようとして、とっぷり日が暮れていて焦る、という夢だった。支離滅裂だったけれど、面白かった。
夢の中で、「()は何か強調したいものを書くものですよ」と言われて、「違うよ補足したいことをかくんだよ」と思ったのを思い出しました。多分私が()を多用にしてるから見たんだな。

娘も息子も魚にはまってる。

フィルム撮り終えてようやく2本溜まったので郵送で現像に出す
空は雲ひとつない快晴。風が冷たい。今日は一週間ぶり以上の仕事、うまくやれるかなとすこし重たい気持ち。とりあえず行ってきます。



帰り道、光が綺麗で泣きそう。泣きそうだから光が綺麗なのかわからない。

クロトン?
この駅のここが好き、はじめて撮れた
光に向かって走ってゆく
光に霞む

今日は空が穏やかな色で、夏のかっとした光や、熱をまだ持った秋の光とも違った。

リフレクション
浮かび上がる
漣たつ

唇が、すこし乾いて、風。
窓の外の欅が日毎に葉を落とし、枝が剥き出しになっていく。

空が暮れていくのを、娘が帰ってくるまでの束の間、じっと眺めてる、永遠のような一瞬。
あわい 間 でもあり 淡 でもあるような空が綺麗。青とオレンジの間の色を目を凝らしてもやっぱりよくわからない。よくわからないのに確かにそこに存在している、
向こうの団地、二羽のカラス、雑木林の細やかな木々の稜線、そのすべてが深く暗く、空をはっきりと隔てている。
より暗く、黝く、くっきりとした影になるそのもの。
風の音から湿気が抜けて冬の訪れ。

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