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登って降りてどこまでも。江ノ島に行って来た②
江ノ島に上陸して、とことこ歩きはじめ。お腹が空き始めましたが、お昼時ともあればどこも満席。どうする?と話してとりあえず江ノ島の奥へ登ってみることにしました。
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ほぼ初江ノ島、と書きましたが、じつは一度バイクに載せてもらって来たことがあるのです。その時も貝細工のお店を横目に参道を登った記憶があります。
この日は若い人もたくさんいて、デートスポットだなぁ!と驚いたのでした。
友人曰く「洞窟があるんだよ〜」とのこと。ん?江ノ島に洞窟なんてあるの?どういうこと…と思っていたのですが、それはこの後知ることになりました。
最初に到着するのは江島神社辺津宮、ここの記憶ある!と思ってお参り。これまで元気でまた無事にここに来られたことを感謝し、反故にしてしまったお願いを謝りました。あとはささやかなお願いを。
そして江ノ島終わり〜と思ったら
「いやいや、これからでしょう」と友人。すたすた歩き始めます。あれよあれよと登って歩いて、亀がいたり、猫がいたり、江ノ島って、こんなに広いの!?と驚きました。
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そう、私がこれまで江ノ島だと思っていたのは、なんと最初の入り口くらいだったのです。
登ると急に涼しくなり、見れば大きな木がたくさん。タブの木などの照葉樹、植えられたであろう紫陽花、ともかくも草花が元気で、ところどころ水が岸壁から染み出していて、これは昔の人もどこか人の力の及ばぬ神聖な場所として祀るだろう、と感じました。
頂上に辿り着く頃には息が上がりましたが、頬を撫ぜる風が心地よかったです。
コッキング苑が無料開放日だったので寄ってみると、展望広場から、トンボロが見えました。みんな葉山方面の海を背景にツーショット撮ってて、青春!って感じでした。(うらやましい!)
トンボロのことは一切誰も見ておらず「一体何を見ているんだ!?」という友人のツッコミに笑いました。
地理が苦手なので、一体どっちが東京なの?小田原は?など奇天烈なことを言っていたのか、現役の先生である友人が教えてくれました。ありがとう。でもすでにちょっと忘れてしまった鳥頭。
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まさか江ノ島に行ってこんなに感動するとは、と思ったのことがいくつかありました。最初は山二つという場所。ほえええええっと口をぽかーんと開けてしまうほど、スケールが大きい。人間の作る人工物とは違う、時の流れや葉の一枚に至る緻密さ、細やかさにも心を打たれました。
そこからまた少し登って降りると、またお店が現れたりして、まるで隠れ里のようで、ジブリ、新海誠、、!!的な雰囲気でした。みんなここまで来るのだろうか。
歩きながらいろんなことを話しました。見えている植物のこと、生活のこと、仕事のこと、神様のこと。(ちょうどすずめの戸締りを観たばかりで、話したら友人は3回観ていた)目に見えないもののこと。亀石を見て、「要石!」などわいわい楽しみました。貴重な時間でした。話していて、歩いていて、ほとんどストレスがないのは珍しく、ずっと喜んでいました。
お昼はとっくに過ぎていましたが、やっぱり観光名所、人が多い!というわけでそのまま島の裏側までいってみることに。まるで冒険、歩きやすい靴で来てよかった!と思いながらどんどん進んでいきました。
(つづく)
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