アートを交換して、気分にぴったりの絵に出会いつづける #Casieのある暮らし
アートは生活必需品ではないけれど、アートと暮らす人だけが知っている、特別な「発見」や「楽しみ」があるはず。この記事では、「Casieのある暮らし」のさまざまなカタチを紹介します。
今回は、アートのサブスクCasieで1年近く・計5枚の作品を借りて飾っている30代の働く女性、ぱーちゃんさんにお話を伺いました。ぱーちゃんさんは、その時のご自身の気持ちにあわせて絵を選ぶのがとてもお上手なんです。
推しのライブへの気持ちを高めてくれた一枚
今までアートの原画を部屋に飾ったことはなく、お気に入りのポストカードを飾るくらいでした。自分の生活空間で絵を見るという体験は、はじめてのこと。そんなはじめての体験で選んだのは吉野公賀さんの《Little boy》という作品です。
この作品を借りる2ヶ月のあいだに大好きな音楽アーティストのライブが控えていたんです。パッとみた時に手がスターのポーズのようで、ステージに立っているアーティストと重なりました。ライブへのわくわく感・期待を込めて選んだ作品なんです。
ライブの余韻にひたるやさしい光
その次に借りた作品は、MINORUさんの《Birthday Eve》です。ライブも終わって余韻に浸りながら、雰囲気を変えたいな、とやさしい感じの作品を探していました。
実物を見て「光って絵で表現できるんだ!」と感動! 仕事から帰ってくる時間にはもう暗くなっていることが多くて、夕方の綺麗な空をリアルで見られることは、あまりないんです。その分、アートで夕暮れ時を楽しんで、癒されていました。
思わず食べたくなっちゃうおいしそうな絵
次に選んだのは、とってもキュートなこちらの作品。
アメノさんの《ショートケーキ》です。わたしはスイーツ好きなのですが、あまり食べすぎてはいけないなぁ、だったらアートでスイーツ欲を満たしてしまおうと借りてみました。CasieのアートマガジンFUMUFUMUにも以前「美味しいアート」の特集に載っていてそんな選び方もあるんだ!と思ったのを覚えています。
実物が届いて、側面まで丁寧に描かれていることにびっくり! 色が塗られているだけでなく、しっかりケーキの断面なんです。眺めていると本当に幸せな気持ちになりました。
見ているだけでもよかったのですが、我慢しようと思って借りたのに、あんまりおいしそうなので、ついついスイーツを食べることが増えてしまいました(笑)
アートが自分の悩みを受け止めてくれた
仕事を続けるかどうか悩んでいる時、癒しを求めている自分に気づきました。いつか借りたいと思っていたNIMさんのホオズキシリーズから、すっきりとしたブルーグリーンの配色の作品《ホオズキ【蒼天】F0》を選びました。
借りていた3ヶ月、色々と考え、もやもやしていた気持ちがすっきりした気がします。その時の気分にあった配色のNIMさんの作品をレンタルできて、とても嬉しかったです! 癒されるし、気持ちをフラットにしてくれました。
仕事を終えて家に帰ってきて、絵の正面で、絵に相談するような感覚で、じっと見つめていると「うん、うん」と受け止めてくれているように感じるんですよね。
なぜか涙が溢れたキリンの絵
仕事について決断した後、背中を押してもらいたい時に選んだのがこちらの力強くカラフルな作品。
CasieのアートマガジンFUMUFUMUでどうぶつアート特集を見て、動物モチーフに興味を持ったんです。動物モチーフの作品を検索してみて、その時たまたま出会ってビビッときたんです。
実際に手元に届いて箱を開けた時、自分で選んだので、どんな絵が届くかわかっていたはずなのに、開けた瞬間に感動というか、今までにない衝撃を受けました。じわっと涙が溢れたんです。
アーティストさんのパワーなのか、アートのエネルギーなのか……わからないですが、なぜか涙が出てしまいました。何か揺さぶられるものがありました。
わたしのアートの選び方は、その時の感覚が大きいです。アートそのものの持っているエネルギーに触れて、作品ごとに違う感情をもたらしてくれます。
これからも、今の自分が必要としているエネルギーが癒しなのか、ポジティブな気持ちなのか、自分の心と相談しながら、空気を変えたい時に絵を交換していきたいと思います。
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