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銀行振込はもう古い!? 最新の送金方法を徹底比較

こんにちは、Z世代のキャッシュレスです。さて今回は、PayPayやことら送金の登場など目まぐるしく状況が変わっている、送金方法についてまとめていきます。前では現金の受け渡しが必須だった割り勘なども、送金サービスを使うことで便利に受け渡しができるようになります。

送金サービスとは?

送金というとさまざまなサービスがありますが、代表的なものとしては銀行振込や、同じく銀行を介して行うことら送金、コード決済ではPayPayやd払い、楽天ペイなどがユーザー間送金に対応。またpringやエアウォレットなど送金を主としたサービスもあります。

選ぶポイント

1.手数料

送金サービスを使うのであれば、手数料は必ずチェックしましょう。ことら送金や各種コード決済などを利用した送金は基本無料ですが、銀行振込や一部の送金サービスは100円〜300円くらいの手数料がかかることがあります。1回では大したことない額でも、繰り返すとそれが負担にもなるため注意しましょう。

2.送金完了スピード

見落としがちなポイントですが、送金が完了するスピードも重要です。銀行振込やことら送金、コード決済のユーザー間送金では即時送金のものが多いです。しかし、エアウォレットなどの一部サービスは出金までにタイムラグがありますので注意しましょう。

3.どの残高として入金されるか

これも目立ちにくいながらも重要な視点です。銀行口座に振り込まれる際には問題はありませんが、コード決済を利用して送金する際はそのアプリの残高に追加され、銀行口座に出金(いわゆる現金化)ができない場合もあるので注意しましょう。

今回は以上3つの観点から各サービスを5つ星評価して比較していきます。

各サービスの比較

〈銀行主体のサービス〉

1.銀行振込

手数料:☆☆
スピード:☆☆☆☆
残高の利便性:☆☆☆☆☆
今回の中で最も昔からあるサービスです。手数料は銀行によってまちまちですが、スピードと残高の利便性は非常に高いです。また法人の取引では銀行振込一択になります。しかしATMや窓口で振り込む際などは500円以上の高額な手数料がかかることがありますので、ご注意ください。

ネットバンキングでは最安165円、窓口では最大770円と大きな開きがある。
三井住友銀行 他行宛て振込手数料一覧

2.ことら送金

手数料:☆☆☆☆☆
スピード:☆☆☆☆
残高の利便性:☆☆☆☆☆
ことら送金はメガバンクが主導してスタートした個人間の少額送金に特化した送金サービスです。
現状では10万円以下の個人間送金が手数料無料で行えます。対応銀行のアプリから、受け取り設定などをすることで利用できます。口座番号以外にも、電話番号、メールアドレスでの送金も可能で、メッセージを添えて送金することもできます。相手の利用しているアプリを気にすることなく、また手数料も無料で取引ができ対象の銀行口座をお持ちであればぜひおすすめしたいサービスです。


〈コード決済が主体のサービス〉

3.PayPay

手数料:☆☆☆☆☆
スピード:☆☆☆☆☆
残高の利便性:☆☆☆☆
PayPayは言わずもがな日本のコード決済の最大手です。そんなPayPayをはじめとするコード決済にもユーザー間での送金機能があります。手数料は無料で、PayPayのユーザー同士であれば簡単に送金ができ、銀行口座を持っていない人などにも手数料無料で気軽に送金できます。また割り勘の際にはグループ支払いという機能も便利です。ユーザー数も6500万人いるため、互換性を心配する必要はほぼありませんが、銀行口座への出金には100円の手数料がかかったり、出金できない残高もあるので注意しましょう。


4.楽天ペイ

手数料:☆☆☆☆☆
スピード:☆☆☆☆☆
残高の利便性:☆☆☆
PayPayに次ぎ、コード決済サービス利用率第2位※の楽天ペイでも楽天キャッシュを送金することができます。楽天キャッシュとは楽天グループの各企業で使える電子マネーです。PayPayと基本的には同様のシステムで、ユーザー同士の送金に対応しています。本人確認を済ませることで楽天キャッシュ残高を銀行口座に出金することもできて便利です。ユーザー数や加盟店数はPayPayに劣る反面、楽天キャッシュの利用で最大1.5%還元が得られお得なので、利用する価値はあるでしょう。

※出典:QRコード決済のシェアは「PayPay」、総合満足度は「楽天ペイ」QRコード決済メイン利用は上位4サービスで93.2%を占める MMD研究所  2024/04/10


他にもd払いau PAYメルペイなどの多くのサービスも送金サービスを提供していますが、特徴は上の2つに似ているため割愛します。

〈プリカが主体のサービス〉

5.Kyash

手数料:☆☆☆☆☆
スピード:☆☆☆☆
残高の利便性:☆☆☆☆
VISAプリペイドカードで知られるKyashにも、ユーザー間送金機能があります。基本的にPayPayや楽天ペイの送金機能に似ていますが、VISAマークのあるお店であれば基本どこでも残高を利用できるため、コード決済未対応のお店を利用する方にはおすすめです。また220円の手数料を支払うことで残高の出金もできます。Kyashユーザーとの送金であれば選択肢に入れてみても良いでしょう。


〈送金が主体のサービス〉

6.J-Coin Pay

手数料:☆☆☆☆☆
スピード:☆☆☆☆
残高の利便性:☆
J-Coin Payはみずほ銀行が提供する決済・送金アプリです。対象金融機関の口座と紐付けてチャージ、送金、出金がすべて手数料無料でできます。上記サービスと比べると普及率も低く、加盟店も少ない(大手ではローソンイトーヨーカドーが対応)ため口座への出金が前提となります。また三井住友やりそななどの主要な大手銀行や、住信SBIや楽天といったネット銀行は現時点では対応していない点にも注意が必要です。


7.エアウォレット

手数料:☆☆☆☆☆
スピード:☆☆
残高の利便性:☆☆
最後にご紹介するのはリクルートと三菱UFJ銀行の合弁会社、リクルートMUFGビジネスが提供するエアウォレットです。上のJ-Coin Payと同様にチャージ、送金、出金が無料でできます。対象金融機関の口座と紐づける形なのは同様ですが、先ほどと比べると利用者数の多い3メガ、りそな、ゆうちょなど大手銀行に対応していたり、住信SBI、楽天、PayPayなど主要なネット銀行に対応していたりなど、登録する敷居は低くなっています。出金は平日の午前中に手続きすればその日中ですが、土休日に手続きした場合などは翌営業日(土曜日に手続きしたら最短で月曜日)となるため、注意してください。
出金しない場合はCOIN+(コインプラス)という電子マネーとして、ローソン無印良品で使えるほか、リクルート系のホットペッパーグルメ、ビューティーの予約時決済、MUJI passportで利用できるため、加盟店のこれらのサービスを利用する方には便利です。通常利用時には還元はないためお得ではないですが、不定期でローソンでの10%還元キャンペーンなどを開催していたり、新規登録キャンペーンを開催していたりしますので、ぜひチェックしてみてください。


まとめ

いかがでしたか。少し前は振込や現金収受が当たり前だったお金のやり取りも、数多くの送金サービスの台頭でどんどんデジタル化が進んでいます。小銭いらずでより手軽に割り勘をしたり自分の口座のお金を移動できるため、ぜひ利用してみてください。
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※この内容は2024年9月現在の内容です。今後サービス内容の変更などが発生することもありますので、ご紹介したサービスを利用される際にはご自身でサービス内容をお確かめください。

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