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消えた主婦 実話。

2014年に、Facebookに投稿したものです。



断片的に投稿していたものをサマライズして1つの文章として再投稿です。


読む方は覚悟してください。 事実です。 

20歳未満は読まないようにしてください。

これは私の親友の古川氏に起きた真実のエピソードです。古川氏にインタビューをして書き下したものです。 

内容は若干脚色されています。 さらにフェイスブックに転載する時に編集しています。 

  


August 23, 2009

テーマ:短編ストーリー

消えた主婦 1/6


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上田は飯田橋にオフィスを持つ経営者である。 


古川は都内にある貿易会社に勤める40歳商社マンで、妻と息子3人がいる既婚者である。


ある日、神楽坂の料亭にて上田の紹介で、女性2人対男性2人で合コンをした時のことである。 


古川の目にかなった女性がいた。


女性の名は亀代と言った。 


亀代は25歳。独身。大手上場会社の社長秘書。 同い年の彼氏と同棲していた。


最初、亀代は古川と正面に向かって座っていたが、合コンの極意を習得している古川は席替えをしてもらい亀代の隣に座った。 


いつも通り古川はギラギラしていた。 


亀代は古川に興味を示した。 


古川と亀代は合コン時、他の2人に分からないように連絡先を交換していた。


神楽坂の料亭を出て解散後、それぞれのタクシーに乗った後連絡をとり合った。


二人は新宿のホテルで待ち合わせし、お互いのリビドーが頂点に達し、私通をした。


2ヶ月後、


海外出張が多い古川は出張から帰って来て久しぶりに時間ができたので、亀代に会うことにした。


亀代と古川は赤坂にあるホテルで待ち合わせた。 


その後も1ヶ月に一回程度、古川と亀代は逢い引きをした。


逢い引きではあったが、必ずしも交接をするわけではなかった。


一年後のある日、古川が亀代と食事をしていて、


「今晩はどう?」


と聞いた。


亀代は、


「私、結婚することになったんですよ。あと一ヶ月後に結婚式なので、結婚してからにしてもらえますか。」


と言った。


「ああ。いいよ。じゃ結婚後にしようか。」


と古川は亀代に伝えた。 

一ヶ月後、亀代は予定通り結婚した。


続く

消えた主婦 2/6

亀代が結婚してから半年後、


亀代から古川に連絡があった。


「最近、どうされてますか。ちょっと相談があるんですけどお会い出来ませんか。」


古川は、


「そうだね。結婚祝いもしてなかったし、久しぶりに会おうか。」


と言った。


二人は、最初に私通をした汐留のホテルで待ち合わせた。 


亀代からの相談の内容は亀代の旦那が毎日、亀代を求めて来るのだが受け入れるのがイヤで苦痛らしい。


亀代と旦那は知り合ってから5年が経つ。 


それでも毎日求めて来るのなら、


「それは素晴らしい事だね。」


と古川は諭す様に伝えた。


亀代は同じパートナーと毎日し続けるのが苦痛で亀代のリビドーを満たすことが出来なかった。


旦那は早撃ちマックとも言えるテーマのない交接を繰り返していたのである。 


交接を満足させるためには、ファンタジーが必要である。 


古川はSMの世界に通じていた。  


麻縄で縛るのが彼の得意技だった。 


生殖行為でない交接は亀代にとってはファンタジーの一つだった。 


古川と亀代は亀代が結婚してから初めて交接をした。


一年ぶりのことだった。


続く


消えた主婦 3/6


数ヶ月が経った。


亀代は、


「お久しぶりです。近いうちに会えますか。」


と古川に連絡した。 


古川は快諾した。


品川にあるホテルで二人は逢い引きした。


亀代は今度は報告があった。


「最近彼氏ができたんです。とっても好きで好きでしかたないんです。彼も結婚していて私のこと愛してくれてるんです。」


古川は、


「よかったね。」


その夜は食事をして二人は帰宅した。


数日後、ソーシャルネットワークサービス,
Mixi に亀代は登録をした。

そこでは亀代が彼氏といかに仲良くしているかを語っていた。


亀代は彼氏からもらった誕生日プレゼントも写真を撮って載せていた。


古川は、


「ここまで書くと危ないのでは」


と亀代に警告した。 


そのサイトのメンバーに彼氏まで入っているようだった。


二人が赤裸々に既婚彼氏と亀代の二人のラブライフを語り続けていた。

続く

消えた主婦 4/6

それから数ヶ月後、亀代から古川に連絡があった。 


「全て旦那にバレました。彼が奥さんにバレたんです。奥さんから訴えられそうです。サイトのメンバーを退会します。」


亀代の彼氏の奥さんがサイトを見て関係がバレたのである。


突然の連絡の後、亀代は消えた。 


古川は亀代に対して、何の恋愛感情もいだいていなかった。


亀代も古川に対して、何の恋愛感情もいだいてはいなかった。 


亀代は、旦那に関係が分かってしまった彼氏とは恋愛感情を醸成、構築していたのである。


彼氏とその妻は離婚寸前状態であったため、その妻は不倫の証拠を探して、離婚のネタにしようとしていた。


その後の二人はどうなったかはわからない。


亀代と旦那は話し合いの結果、1ヶ月後、旦那が許してくれた。


という知らせと共に、都内から郊外に引っ越しをするという知らせが古川にやってきた。


「気をつけてね。」


と古川は亀代に伝えた。 


亀代はソーシャルネットワークサービスの
退会、全ての個人メールのアドレス変更、携帯電話番号変更、携帯メール変更をした。

古川から連絡をとることは不可能だった。


古川は、亀代が幸せに過ごしている事を願った。 

続く

消えた主婦 5/6

それから一年近くの月日が経った。


ある日、古川のソーシャルネットワークサービスのアカウントに奇妙な足跡が残った。


チェックしてみると、プロフィールには何も書いていない。


10分後、メッセージが来た。


内容は、


1、伝えたいことがある。けじめとして読んでもらいたい。


2、いままでのことを後悔している。


3、古川氏に会って交接して気持ち悪いことをして大変後悔している。


4、最低なことをしてしまった。と実感している。私は最低以下の女で勘違いして生活してた。


5、過去に知り合った皆さんに二度と会う事はないし連絡をとらない。


6、返信をしないでほしい。

という内容だった。  


皆さんという供述が入っていたので、数名に送られたものであるのがわかった。


亀代は数人と関係を持っていたのがわかったのがこの瞬間であった。


古川が亀代に、自分だけで悩んで責めないように伝えるために返信をしようとしたら、


またそのサイトを退会して消えていった。 


一瞬の出来事だったそうだ。 


亀代は毒を巻き散らして消えていった。


古川と亀代はお互い既婚者であったので、同等の立場であった。


亀代は連絡先を変えていたので、古川はいずれにせよ、一年前からコンタクトすることは出来なかったのである。


寝耳に水。


であった。


そして、主婦亀代は永遠に古川の前から姿を消した。 


続く


消えた主婦 6/6

総評


さて、ここまで知人古川氏に聞いた話でしたが、パナシェのコメントをいいます。


この亀代さんですが、自分だけが悲劇のヒロインになりきっています。 


古川氏は亀代さんに対して、よい印象を持って関係を終わりにしたかったようです。


それが、亀代さんからのテロリストの最後の通牒みたいなものをもらって、印象が変わってしまいました。


思い出は綺麗に残せるものなら残したいです。


男女関係は、1+1=2 ということではないです。 


それは学校の教育のみです。ストレートなラインがあるのは学校教育のみなのです。 

ちょっと話題がずれますが、


法律はあったかも知れませんが、
私の祖母40年前に他界しましたが、祖母の若い時代では平気で嫁を貸し借りしていました。


500万年ぐらいのホモサピエンスの歴史がすぐに変わるはずがありません。 

一夫一妻制になったのは数十年前の話です。

モテない男に嫁を提供しようというのが根底にあります。 


 


ビジネスでも男女関係でも、1+1は何にしたいのか。 


と考えるとフレキシブルに考えられます。


パートナー同士がどういう関係にしたいのかを決めればいいのです。 


後悔しても懺悔しても、過去の事実は変えることは出来ません。 


過去の思い出を変える事はいくらでも出来ます。


亀代さんの場合、過去から何も勉強していません。 


亀代さんは、自分のやったことを棚に上げて、人を非難したに過ぎないのです。


いまがあるのは、過去で色んなことを経験したからです。


それが例え、悪い思い出であってもその悪い思い出があるから、いまが幸せなのです。


本当に最低な行いをしたと思っているのであれば、黙って一人で髪を剃って出家する等の償いをすればいいだけです。


自分が最低であったと言い散らし自分を戒めている振りをして他人を責めている人は、偽善者です。 


自分は自分であって、他人は他人です。


一方的な通知はけじめではありません。 


自慰行為です。

後悔というのは愚人のやることです。 


後悔はしても何も学ぶことはありません。 


大人として責任を持って行動をしていれば、後悔はありません。 


後悔する人に成長はありません。  

もちろん、全て当本人のチョイスです。


失敗しても、それが良い経験になります。 


失敗は成功へのプロセスの一つです。 

Mistake is a part of the process of winning.


亀代さんは、残念ながら失敗して何一つ学ばなかったというケースです。 


Emotional control が出来ていないと、いつまでたっても同じことの繰り返しです。 


大人のルールとして、パートナーに知らせるべきでないことを知らせることはいけません。 


知らせて楽になるのは当本人だけです。 


パートナーは一生苦しみます。  


やるなら完全犯罪です。 


大人の関係が出来ないなら不倫活動はやるべきではないです。

または、新しいジャンルを作って引き出しの中にしまいます。 


エロねえちゃんジャンル。


エロおばさんジャンル。


エロおにいさんジャンル。


エロおじさんジャンル。

 

秘密は、墓場まで持って行くのです。  


コインには、表と裏があります。


陽が射せば、影が出来ます。 


秘密を持っている方は魅力的です。   

1+1を何にしたいですか?

一つアドバイスですが、SNS ミクシィやフェイスブック等に、たまに彼氏彼女と仲良くしている、つがいの写真を載せている方々がいますが、独身時代はつがいのパートナーは入れ替わる可能性が大です。 結婚しても離婚することは多いのですから、独身時代には崩壊する率が高いのは当たり前田のクラッカーです。 婚約していない状態で写真を公開すると相手への束縛になります。 それがプレイとして領域ならいいと思います。 


ましてや、短期間の(本人は長期のつもりでも結果的に)パートナーとの関係を公に知らせてしまうと、別れたときに過去の写真を削除したり、面倒臭いです。 またその間にもっといい人が出てきたら、潜在的なよりよいチャンスを逃すかもしれないです。 


今の彼氏彼女が大好きでも、よく考えると前の彼氏彼女のことが崩壊するさっきまでは大好きだったのです。人の心は入れ替わります。 諸行無常の響きありです。  


つがいの写真を公開する時は覚悟しよう。  

This story has been dedicated to Kaori.

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