小林もりみ Casa Morimi Inc.

イタリア・ミラノ在住。丁寧に作られたイタリア食材を日本に紹介しています。食卓の笑顔づく…

小林もりみ Casa Morimi Inc.

イタリア・ミラノ在住。丁寧に作られたイタリア食材を日本に紹介しています。食卓の笑顔づくり、心豊かな暮らし、良い食品(=添加物などを使わずに時間と手間をかけて仕上げられたもの)が次世代に受け継がれていくこと。こうしたことのお手伝いができたら、と願っています、日本でも、イタリアでも。

最近の記事

ホワイトバルサミコってどうやって作られる?

“どうやってホワイトバルサミコは作られるの?” ご愛用いただいている方からのご質問。 グエルゾーニの有機ホワイトバルサミコはご愛用くださる方が多く、 同じことを知りたいと思っている方もいるはず?と せっかくの機会なので書いてみたいと思います。 まずは素材のぶどうから。グエルゾーニはバイオダイナミック農法を実践しており、 (究極の有機栽培とも言われています)土壌をとにかく豊かにすることが 彼らの重要な仕事のひとつ。 バルサミコの本場・モデナの在来種5種を栽培していますが、

    • Stay Home素敵な大人からの智慧

      ロックダウン生活について、建築家レンツォ・ピアノへのインタビュー記事イタリアの全国紙il corriere della seraに、建築家レンツォ・ピアノが どう日々を家で過ごしているかのインタビュー記事が載っており、 ミラノの大切な友人・椎名香織さん(デザイナー、Hands On Design代表)が日本語にしてくださいました。*写真はil corriere della seraより レンツォ・ピアノは銀座のエルメスビルや関西空港の設計者として知られています。パリ在住、ジ

      • 生きているお酢

        不公平な食材、バルサミコ私たちが日本に紹介しているワインビネガーは、バルサミコの本場モデナ地方でバイオダイナミック農法でぶどうを育てている唯一の醸造元”グエルゾーニ”。シュタイナーの哲学に感銘をうけた当代ロレンツォの両親が、今から40年ほど前に究極の有機とも呼ばれるこの農法に切り替えた。地元では有機農法さえも理解されず、長く変人扱いされ苦労されたそうだ。 バルサミコほど不公平な食材はないと思っている。グエルゾーニのように自社の畑で丹精込めて本場モデナ品種のぶどうを育て、樽で

        • ミラノ暮らし、10年

          ミラノにたどり着くまで今週、ミラノに移り住んで10年となりました。少しだけ住んだヴェローナで大型タクシーを頼み、荷物を全部積み込んで到着したミラノは、サローネが始まっていて街に人が溢れ、藤の花が綺麗に咲き誇っていました。ミラノが一番華やかな季節。 2009年に東京からイタリアに。その年はスローフードが運営するUniversita' degli Scienze Gastronomiche 食科学大学の大学院にて1年間、イタリア食文化を学びました。日本の仕事はそのまま続けていた

        ホワイトバルサミコってどうやって作られる?