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手作り石けんやバームに塗香(ずこう)を入れるようになったのは、清浄を保ちたいと思うから

塗香(ずこう)を知ったのは、8年ぐらい前のこと。


大好きだったバンドのメンバー主催の、音による瞑想ワークショップに参加したときに、そのメンバーが日常使いにしていると言って、塗香を手に出してくれた。


手元にある塗香の説明書きによると、「塗香は今から2500年前の仏教成立時より、穢れを除き、心身を清浄にするものとして継承されています」「天然香料主体に独自の調合」「少量を掌にとり、両手を擦り合わせてください」。


見た目と香りは、お線香を粉にした感じ。実際に、掌に少量とって、こすり合わせて、香りを嗅ぐと、癒されるというか清められた気になる。


病院勤務になって、おむつ交換の数の多さに「これは、清いものではないな」と感じた。


本来なら見なくていいもの、見てほしくないものを見ている。

本来なら扱わなくていいもの、扱ってほしくないものを扱っている。

そんな気がするのだ。


自分も排泄するのだから、排泄物そのものは清いも汚いもないと思うのだが。


仕事が終わって帰宅したら、すぐにお風呂に入るようになり、「できれば、仕事のあとすぐの時間には人との約束は入れたくない。一度、せめてシャワーを浴びてから人と会いたい」と思うようになった。


「塗香を、体を洗う石けんや、髪や手につけるクリームに使わない手はない」

自然にそう思って、今に至る。












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