101. Casa Arkadiaの１日
あれ作る、これ作る、をずっと書いてきて100回すぎました。で、気づいた。
うちらの１日の生活がまだでした。
私（妻）は元々朝型で、どんなに早い起床時間でも大体アラーム前には起きてしまう眠りの浅さ。睡眠時間も６時間あれば十分で、それ以上寝ていると体が痛くなる。日付が変わる頃に眠り、６時過ぎに目を覚ます。少しゆっくりニュースやらSNSやらをチェックし、７時過ぎに寝室から出る。すると、犬たちが待っているので家の外に出し、外が明るくなったら散歩に行く。今、雨季の終わりの９月の夜明けは８時前。遅いでしょ。夏時間だと遅いのよ。今年で夏時間は終了らしいけど、もっと早く明るくなってほしい。
朝の散歩は私の当番。コーヒーメーカーをセットしてから、ライチと若に「コヨーテについていかな、コヨーテに喧嘩売らない、呼ばれたらすぐ戻る」と言い聞かせ、門をでる。３０分ほど。この時間、朝日に染まる空と鳥の声、芳しい空気で体を清める（感じ）。
その後、テラスのテーブルでコーヒーを飲みながらのんびり。この時間が一番好き。犬との散歩で家周辺の様子を確認したら、今度は猫を外に出す。真っ先に出ていくのがエビとカニ。その後、のそのそと白い大ちゃん、ミヨちゃん。2階で寝ていることが多いピッコは恐る恐る出てくる。
畑を見回って、実っている野菜の様子を確かめたり、収穫したり。今はトマトとトウモロコシが採れる。ありがたい。
朝９時過ぎに、朝食を何にするか冷蔵庫を眺め、準備しているうちにクマ夫が起きてくる。大体10時過ぎ。彼は超夜型なので、ベッドに入るのは朝の３〜４時。彼のいびきは長距離トラック並みなので、私が一番眠りが深い頃に彼が寝入っていびきをかき始めると、私も気づかないのでちょうどいい。（逆に、彼が先にいびきを描いて寝ていると、私はもう眠れない）
朝ごはんを済ませ、ぼちぼちとその日の作業を始める。
猫たちは、一度外に出たら遊び呆けて数時間も戻らないカニ、ピッコと、庭の中をチェックしたらそれで気が済む大ちゃんミヨちゃんのシニア達、餌の音がするとすっ飛んでくるエビ、に分かれる。テラスに出した木箱の植木鉢は元々、乾季の猫草用に作ったものだが、あっという間に草は食べるよりも乗っかる方がいいとバレてしまい、彼らのお昼寝ベッドとなった。
外を縦横無尽に狩りをして走り回るピッコは、獲物を持ってくる時は必ず私たちに「獲ったよ、獲ったよ」と報告しながらくる。ピッコとカニは主にネズミを、エビはそのジャンプ力を生かして小鳥をよく取ってくる。みんな私たちに見せにくる。大ちゃんはお耳が聞こえないので狩りは難しいよね。大ちゃんが外に出る時には必ずと言っていいほど、ピッコとみよちゃんがその後ろ、周辺にいる。耳が聞こえない大ちゃんをサポートしていると私たちは確信している。遠くに行っちゃダメ、そっちは危ない、そんな感じ。大ちゃんよくわかっていて、家の敷地から外には出ない。
私の作業は小さい部分（洗面台やバスルームや）が多いので、作業も細かく手順分けして集中して行う。１日にできるのはいたって短時間。その合間に、冷凍庫から食材を出して解凍しておき夕飯の支度を始める。
クマ夫は大きい作業（屋根だったり石膏ボードの屋内の壁だったり）なので一度始めたら数時間ぶっ通しで行う。ラジオをつけたり、PodCastを聞いたり。それぞれ作業をしていると、時々ライチと若が連れ立ってこちらの様子を見にくる。
何日か続けて作業をする日もあれば、所用で街に出るクマ夫についでに買い物をしてきてもらったり、二人で買い物に出かけたり。私も二週に一度程度、一人で車を飛ばしていくつかまとめて用事を済ませてくることがある。直感のままスーパーなどによると、ものすごい掘り出し物に出会ったり、なかなか買い物運はいい方だ。日本食材はびっくりするほどの高級食材なので、食べたいものは極力作る。さつま揚げなどの練り物も、魚を買ってきてそこから作る。フープロで調味料と混ぜてあげる。出来立ては美味しいよね。それを冷凍して、後日またおでんなんかを作れるように。
私がデスクワークをしていると、窓の外からエビが挨拶しにくる。入りたいんだろうけど、ここからは入れないよ。
夕方の犬の散歩はクマ夫の当番。
必ずと言っていいほど、カニちゃんを呼んで一緒に歩きにいく。犬2匹とクマ夫の後ろをついて歩いていく猫のカニちゃん。かわいいよね、散歩についていく猫。
暗くなる前に猫達を呼ぶと、ぞろぞろ戻ってくる。時々夜遅くまで戻ってこないのはピッコ。でも大抵敷地内にいる。みんなまとめてご飯を食べる姿は壮観。わしわし、無言で食べている。
私たちも、週2回ほど、夕食を食べながらストリーミングで映画やシリーズものを見たり。映画館にもたまにいくけど、家で見る方が楽になってきて最近はずっと家。夜は私は遅くとも11時ぐらいにはベッドに行く。すると、大抵先に寝転がっているのが大ちゃんとエビちゃん。大ちゃんが枕の右側、エビちゃんは足元のあたり。で、エビちゃんの寝る前ルーティンが私の太ももフミフミの儀式。10分ほどフミフミしてウニャウニャ言って、満足して寝始める。
寝室の窓の外にある例の「猫草の箱」には、たまに夜になるとポン助が来る。ピッコのBFらしい彼はたまにここで夜明かししている様子。ビビリだけど好奇心はあるみたい。
猫達は昼間それぞれ遊んでいるからか、夜中の大運動会はしないみたい。たまに大ちゃんがご飯欲しいと歌い始める程度。
今日もいい１日でした。おやすみなさい。
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