最高の光生

何年か毎に見返してしまう「最高の離婚」
最近ちょうど「大豆田~」の番宣で再放送してたのでみてしまって今10話。あかりに子どもができてりょうさんとやり直したところ。

10話始まりのゆかとの電話であかりに子どもができたって伝えた光生、もちろんゆかは強がりで「あなたが一緒に育てればいいじゃん」て返す。
そこからの光生。
「ゆかが子ども欲しいって言ったのにおれいらないっていったよね、あれ本当に悪いと思ってて、あの時はそう思ったけどそれでゆかの事を傷つけて」、、って、
もうそこから涙が止まりませんでした。

ゆかがどれだけ傷つきながらそれを言っているか、ちゃんとわかってるんだもん。光生。
だから、そんな悲しい事言うなんてひどいよって言いたくもなるよね。

めちゃくちゃわかるよ、この二人の気持ち。

子どもが欲しいと願ってしまうと色んな感情がジェットコースターみたいに動いちゃう。
最初は好きな彼との子どもが欲しい。でも相手がちょうど同じタイミングで真剣さが同じ度合いじゃない場合は徐々に焦りだしてしまう。やっぱり、女には、タイムリミットがあるからだと思う。

この人に期待していると過ぎてしまうかもしれない。でも急かしたくない。
だってこの人に望んでない未来を進ませるのはいやだから。この人が好きだから。

でも私は子どもが欲しい。お母さんとして生きてみたい。それは今だと思う。

じゃあ別れませんか。

この一言を伝えてしまわなければいけない悲しみ、女にしかわからないと思ってた。どれだけ説明しても男の人には伝わらないと思っていた。

しかし坂元裕二は教えてくれる。

そうじゃない。好きな人との子どもに未来を期待する事は男の人にもあるのだと。

りょうさんも泣きながらあかりのお腹にいる子の成長を一緒にみたいと願ってた。

光生はゆかと一緒にいる事を手放したくないと思ってる。

男とか女とかじゃない、人としての生き方。

お互いぐちゃぐちゃにならないと見つからない答えってありますよね。

もう、ずっと笑わせてきて、ドキドキさせてきて、そして結婚生活における悲しみを教えつつ、それでもふとした瞬間に笑い合える相手とのほっとするような日常に希望を見せてくれる。
そんなドラマを作り上げる坂元裕二はやはり国宝級の脚本家であると思う。

うーん、このドラマの全部が好き!!


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