拝啓　ウィル・スミス様

　人は誰もみな間違いのひとつやふたつ必ずあります。あなたの大切な人を傷つけられた時、頭に血がのぼってしまったのでしょうか。その気持ちはわかります。

　しかし、あなたの事をよく考えたのですが、あなたがいつも強くなるようにトレーニングして保ってきたその力の強さは人を傷つける為に使う筋肉ではないと。誰かを守る為だとしても、無抵抗の人間に暴力をふるってはならないのだと感じました。

　それはあなたが何度も私に教えてくれていた事です。

　親愛なるウィル・スミス様、間違いをおかしてしまったことを私も一緒に反省させてもらえればと、今はそんな気持ちを持っています。

　そしてあなたが長年努力して輝き続けたその映画のステージから贈られた主演男優賞を大事に大事に思っています。

　私がかつて貯金もなくうなだれていた時に立ち上がる力をくれたのは「幸せのちから」のウィル・スミスさんの涙でした。

　地球外生命体と仲良くできる自信があるのも「MIB」のおかげです。そしてその頃クラブでDJジャジージェフ&プリンスが流れた時の楽しさは忘れられません。

　そしてここ何年前か、映画館で子ども達が瞳を輝かせてはじめて身体でリズムを感じてたのは「アラジン」のジーニーのダンスでした。

　あなたに何度も何度も笑顔をもらっています。映画の楽しさを約束してくれる大事な大好きな俳優さんです。

　いつも応援しています。そしてこれからもあなたから受け取った大事な何かを大切にしていきます。

映画の神様お願いです。ウィル・スミスさんからアカデミー賞をとりあげないで下さい。映画界で彼にしかできない、大事な役目があるはずです。映画の神様、よろしくお願いします。