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ゆざきさかおみ「作りたい女と食べたい女」2巻を読んで

 1巻を読んだときによくあるご飯レシピ漫画ではないことが新鮮だった。
 主人公の野本さんは年頃のおしゃれなOLさんという感じなのだけれど心がとっても優しくて、礼儀正しくて、料理のセンスが魅力的だ。だから「料理を作ることを結婚とか男の為だと思わないで欲しい」という考えがものすごくかっこいいなと思った。見た目は可愛いのに、豪快な量作って。そのギャップが好き。
 
 春日さんにも一目惚れした。厚みのあるからだで運転して荷物運んで、真っ直ぐな気持ちで帰ってくる。そして食べる。食べる勢いと量がカッコいい。

 二人の距離の縮まる速度に思いやりがあってあたたかくて、でもほんの少し切なくて泣ける。

 ご飯を作って食べる事を大事にしてる二人、幸せがどんな形をしているのか教えてくれているようなあたたかくて美味しい漫画。素敵です。

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