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還暦を超えて・・・過ぎ去る夏に自分の漫画歴を振り返ってみた

先日ワタクシ、無事還暦を迎えてしまいました。
今回人生で初めて還暦を迎えましたが(長嶋風)これといった感慨はありませんでした。

還暦でも下らぬ絵を描きまるぞーっ
還暦最初の絵が「赤い還暦のシャア」😀だーっ

昔はそれこそ暦が一回りして、長寿でめでたい、と言うことだったんでしょう。
60歳、というとおじいちゃん、おばあちゃんだったんでしょうが、自分はまだ定年退職していないし、アニメも漫画も変わらず見ているし、何より下手くそだけど下らぬ絵も描いているし、で、全くお年寄りという感覚はございません。

自分は白い巨塔(昭和版)が大好きなんですが、その中でもあれに出てくる脇役のおじ様たちが料亭で陰謀を巡らすシーンとかが好きなんですが、あの方々は今の自分等よりずっと若かったんですよね。
ほんとに貫禄がありましたよ、昔の役者さんは。

脇道にそれましたが、現在は放映中のアニメが配信で見られたり、週刊連載の漫画が出版社のアプリで無料で読むことができたりで良い時代です。

昔、漫画の単行本など、本屋さんに行ってあるものを買うと言う時代でした。
当時とて、注文をして買うことは可能だと思うのですが、そんなことも思いつかない子供でした。
恥ずかしい、と言うのもあったのかも知れませんが。
漫画を注文して買う、と言うのが。

何回か書いたかも知れませんが、ワタクシの原点というか、この漫画を見て衝撃を受けた、のが高橋留美子大先生の

「勝手なやつら」

でした。

中1くらいだったと思うんですが、それまで清く正しい少年漫画しか読んでいなかったし、掲載している少年サンデーだって、当時連載されていたのは「愛と誠」とか「サバイバル」とか「漂流教室」とか、主人公は熱く、正義のために戦う、のが当然だったのに対して、この漫画の主人公ケイは行動原理が新聞配達が生き甲斐と言うだけ。そし出てくるのがこれまた不思議なキャラクター達!
それまでそういう漫画を知らなかった自分には全く新鮮でした。
あと"絵"ですね。
当時の少年漫画ではなかった絵柄でした。
つり目のヒロイン、っていなかったと思います。
主人公のライバルのしかも性格の悪いやつならいましたけど。

あまりの感動で、そして、それに感銘を受けて自分も描き始めたんです、漫画を。

これも前に書いたことあるんですが、当時、この漫画の選評でこのキャラクターが何を考えているか判らない的な評を述べられている選者の漫画家の方がいらっしゃったのですが、当時の自分は「何言ってやがる、この訳のわからなさがこのの漫画のキモなのに!」と
勝手に憤慨した記憶があります。
余計なお世話であります。

なんか前にも同じようなこと書いた記憶があったんですが、ここ、ですね。

まあ、その後の先生のご活躍はわざわざここに羅列する必要はありません。

たまたま本日実家に行きましたので、単行本の写真を撮ってきました。

実家なんで背景が畳敷で失礼。

うる星やつら 一巻



読み込んでボロボロになった側面・・・(勉強もこれくらいしていれば・・・)
昭和55年・・・初版です


これを探すのにどれだけ本屋を探し回ったことか・・・
最後に見つけたときは歓声をあげたいくらいでした。

そして340円・・・

今ってコミックスって500円以上でしょうか。


ただ、これほど好きだった高橋留美子大先生なんですけれど、勝手ながら、「うる星やつら」「めぞん一刻」「らんま1/2」くらいで、読まなくなってしまったんですね。


なんでなんでしょう。

高校、大学になるともっとマニアックな方面に興味が入ってしまったからかも知れません。

いや、正直に、かつ不遜を恐れずに言いますと、ワタクシは初期の荒々しいけどはちゃめちゃなところが好きだった。
だんだん手慣れて行く感(プロとしては当然なのかも知れませんが)が見えてしまって、卒業してしまったのかも知れません。


ただ、そんな中、先日発売されたこの本
ファンならば買わずにいられようか、と思いきやまだ購入していないのでございます。

これもまだ買っていない


買わねば!


おまけ

他にも面白そうな本がありました。

細野不二彦版「クラッシャージョウ」
単行本の前に、週刊誌大の本が出てしました。
単行本では確か書き下ろしがあって3話ありましたけど、こちらはマンガ少年掲載分のみ。
アニメ映画がちょうどできた時だったので、宣伝も兼ねていたのでは。

でも320円は安い(笑)

アニメック別冊の「カリオストロ城大辞典」

なんとソノシート付き!クラリスからの手紙、だそうです。
剥がされており、当時聞いたと思うのですが、全く記憶がありません。

確か某かがみ♩あきら氏のデビュー作も載っていたような。

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