Amazon kindle Unlimited、思わぬ発見!
Amazon Kindle Unlimitedに加入して1週間。
なにしろPrimeより遥かに多い読み放題なので、楽しいです。
(3ヶ月間だけの愉悦ですが・・・)
今まで読みたかった本は勿論のこと、"ただ"なので読んでみるかと思った本に、意外な発見があったりして、毎日が嬉しい驚きの連続です。
その中で本日は数冊の紹介をさせていただこうと思います。
カオスだもんね
単行本未収録
作者の水口画伯は残念ながら今年鬼籍に入られたました。
自分も「アイコン」時代から楽しく読ませていただいておりました。
週刊アスキーも電子化になるまでは購読しておりましたし、
単行本も購入させていただいていました。
電子化になってからとんとご無沙汰でしたが、亡くなったあと知ったのですが一時期介護職に転じていたんですね。知らなかった。
本年は、自分がそういう世代なのかもしれませんが昔からよく聞いた歌手の方がなくなったり激動の年でした。
そんなわけでこれは単行本未収録の話を集めたとのこと。
懐かしさ、しかありません。
水口画伯のご冥福を心よりお祈りいたします。
矢口高雄一連の書籍
これは、それこそ今回Unlimitedでないと読まなかったでしょう。
世代で言えば、「釣りキチ三平」は知っている世代なのですが、自分はサンデー派だったので、マガジンは全く読んでいませんでしたから。
もちろん知ってはいたのですが、氏のもち味の絵柄である、元気一杯カリカチュアされた動きというものが、若干キツく感じられ敬遠していた次第です。生意気にも。
これって手塚治虫から続く「昭和マンガ」技法の一つだと思うんですが、シリアスな漫画でも必ずユーモラスでオーバーなアクションのシーンがありました。
アニメとかでもありましたね、話は少しそれますが、安彦良和氏の最近のガンダムなんかでも、非常に緊迫したシーンでコミカルな表情とか動きとかありますからね。
これも虫プロからの手塚アニメの伝統なのか・・・自分などは、シリアスなシーンでこれが出るのは正直好きではありませんでした。
でも今読んでみると、本当に画力が素晴らしく、特に自然の描写などはこんなに描いていたら作画は大変だっただろうなあ、と思うレベル。
で、ストーリーの方ですが、作者が、銀行員という安定した職を捨て漫画家になることを決意するまでの自叙伝漫画でございます。
中で描かれる昭和の地方銀行業務の内幕が描かれていて、これがまた興味深い。
そして、この作者の誠実な人柄が伝わってくる漫画です。
男の星座
先ほどUnlimitedなかりせば・・・と書きましたが、実はこれこそそうでもなければ読まなかった漫画No1です(^_^)
この9巻の表紙のインパクトたるや・・・。
スポ根漫画原作で名前の知らぬ人のいない梶原一騎の自叙伝的漫画です。
先ほどの「9で割れ!」と同じ自叙伝漫画なのですが、こちらの方はとにかく「濃い!」というか男臭い。
空手、暴力、ヤクザ、愛欲 etcetc
のオンパレード
でございます。
そして、なんというか、本当のところは判らないのですが、前の「9で割れ!」に比して、どうにも飾っているというか、若干ご自分の美化が過ぎるのではないか、というシーンがチラホラ。
いや、漫画としては大変面白いのです。
フィクションとしてみれば。
実は、作者が途中でお亡くなりになっているのでこの漫画は未完なのですが、最後に弟さん原作の「さらば、アニキ」があり、ここで描かれるお二人がまた・・・。
まぁ、長嶋カントクと同じでこの方もある意味「梶原一騎」を演じなければならなかったのかもしれません。
たとえ自叙伝でも。
まぁ、Unlimitedでないと読まなかったと思うと感慨深いです。
ということで、まだ3ヶ月、未だ見ぬ色んなジャンルに挑戦してみようと思います。
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