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ジョブズの命日とPIXARの本

10月5日はスティーブ・ジョブズの9回目の命日。
だからというわけではないのですが、たまたまamazon prime readingでこの本を読むことができました。

まだトイストーリー公開前のピクサーで最高財務責任者を務めた方の著された本でございます。
正直、ジョブズ要素がそれほどある訳では無いのですが、これまでにないジョブズの一面を見られたような気がします。


それほど強烈な個性じゃないジョブズ

ジョブズが亡くなってから、PIXARという後に画期的なCGアニメーション作った会社を買った先見性をほめたたえる記事が良くありましたが、この本によるとジョブズは決してPIXARをCGアニメーション会社として買ったつもりではなく、高度なCGソフトとアプリケーション製作会社として買ったとのこと。
「レンダーマン」というアプリはそれほどCGとかに詳しいわけではない自分も聞いたことがあります。
兎も角、著者が入社してまもなく、ハードやアプリの販売は中止し、CGアニメ1本で行くことに・・・
著者も書いていますが、当初スティーブ・ジョブズと一緒に仕事、と聞いて色んな噂のあった人ですから戦々恐々だったとのこと。
しかし、働き始めてみると、確かに難しい面はあるけれども決して人の話を聞かないわけじゃない、と判ってきます。
ましてや、トイストーリーが世に出て、株式公開するまで殆ど収入がなかったPIXARを私財をなげうって支え続けたのですから・・・
CGアニメの先進性を見抜いていたわけではなさそうですが、なにか可能性を感じていたのかもしれません。
本の最後の方ではappleへ返り咲きだんだんPIXARとは離れてしまうジョブズですが、PIXARでの経験(クリエイティブと事業面の折り合い)がapple復帰後の躍進に繋がったのではないか、と著者は結んでいます。

prime readingはprime videoより遙かに見るものが少なくてunlimitedに誘導してくるのがうざいのですが、これは良い本でございました。
ただし、primeである瞬間は凄く短くて、あっという間にunlimitedに戻ってしまうのが何点なのですが・・・(前述の本ももうunlimitedみたい)
MacFanもprimeになったりunlimitedになったり忙しくて困ります。

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