在学中合格者は「勉強ばっかりして遊んでこなかった可哀想な人」らしい

司法修習中、弁護士に会って自分の経歴を説明すると、決まって、

「もったいない」「なんで遊ばないの?」
「働いたらもう遊べないよ」
「1〜2年、修習を遅らせて遊べば良いのに」
という反応をされました。

冗談で言ってるんでしょうが、
気分の良いものではありませんでした。

既に修習に来ている人に向かって、
「もったいない」とか、
まるで修習に来たのが間違いだった、というような言い方をして、何の意味があるのでしょうか。

就活をしているときは、在学中に合格したことに対して、
「遊ばずに勉強してきて可哀想」とは言われませんでした。
単純に努力を評価してもらえていたと思います。
まあ、事務所としては、若い人を採用したいから、いちいち「もったいない」とか、
思ってても言わなかったのかもしれません。
採用する側がそんな事言って、
こちらが「じゃあ1年遊んできます」と言ってしまったら、
採用が1年先延ばしになってしまうわけですから、言わないでしょうね。

なので、採用する側がどう思っているかは知りません。

でも、修習で会う弁護士は、私を雇うわけではなく、何の利害関係もないですから、
本当に思ってることを言ってるのかもしれません。

そうすると、私は勉強ばかりして遊んでこなかった可哀想な人なんでしょうね。

大学4年間は遊んで、ロースクールに行ってから勉強すればよかったのでしょうか?
受かるかどうかもわからないのに、将来のことを傍に置いて、遊び倒すことなんてできないと思うのですが。

きっとそういう考え方をしてしまうところも可哀想なんでしょうね。

ということで、法曹志望の人は、できる限り学生期間を引き延ばして遊んだほうが良いみたいですよ。


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