莫大な金と時間をかけてまで司法試験に挑む意味

弁護士、検察官、裁判官に会ったこともなく、
彼らが毎日どのような仕事をしていて、
何がやりがいで、何が苦しみで、
そんなこと何も知らないのに、
なぜそこまでの金と時間をかけて、人生を賭けて司法試験を目指しているのでしょうか。

漠然とした憧れから法曹を目指し、
司法試験に向けた勉強を始めると、目の前のことをこなすのに精一杯で、
そもそもなぜ法曹を目指すのか?
法曹になって何がしたいのか?
を改めて考える時間が無くなっていきます。

かけた時間と金が惜しくて、
今更進路を変えられないって退路を絶たれ、
もう司法試験を目指すしかないと視野が狭まっていませんか。

受験時代、盲目に突っ走っていた自分に向けて言いたいのは、
お前は弁護士の何を知ってて、そんなに必死に司法試験の勉強をしているのか?
司法試験に受かった後何をしたいんだ?
ということです。

司法試験に受かれば救われるという宗教はやめて、受かった後の人生をよく考えてほしい。

自分の頭で考えても視野が狭すぎて限界があるので、弁護士、検察官、裁判官から話を聞く機会を作って、その職業のことをまず知ったほうがいい。

一般民事じゃなくて企業法務がやりたい?
自分は企業法務のほうが性に合っていると思う?
企業法務が何かもわかってないのに、自分はよくそんなこと言えてたなと呆れます。

人生賭けて勉強してる割には、職種研究を全くしていない。

司法試験に受かることを目的にしないでほしい。


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