パタ化されたエモーンもう飽きたんだよ

僕はサブカルチャーに疎い。いや、もう僕の周りではもうメインカルチャーなんだけど。

中高生の頃、僕はサブカルが好きだと自称していたか、蓋を開けてみれば、ちょっとマイナーだったアニメだったり曲だったりに関心があっただけだった。ゆらゆら帝国だのきのこ帝国だの大森靖子だのなんでもいいけど、いわゆるサブカルっぽいカルチャーにはほとんど触れていなかったな、と今では思う。まぁ、僕を取り巻く環境からすればマイナーではあったから、サブカル好きというのもあながち間違いでは無かったなとも思う。

パターン化されたエモ、は所謂サブカル好きが好むものを並べたものだと思う。僕からすれば。どれもいまいちピンとこない。恋愛の感傷に浸ってみたり、純喫茶に行ってみたり、本当に僕には関係の無いものだった。僕はそれほど自分が好きではないから、強い感情はなにか作品にしないと表明することすら許されないと思っているし。そうして、僕はサブカルが好きってわけじゃないんだな、と最近ようやく理解した。
 
常に一歩引いた自分が自分を見ているせいで、所謂オタクになりきれない。自分が感想を書き連ねるなんて、あまりにおこがましいと思っているからだ。

サブカルが好きだったら良かったな。君の近くにはそういう人が集まっていて、きっと僕より深くそれぞれの好きについて話しているんだろうな。でもね、少しずつ、サブカルが好きになってきてしまっている自分を見ている時、不思議と嫌な気持ちではないんだよ。

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