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修理にも『中等の品質』

 弊社は鈑金塗装作業を外注している。

 この度、『超高張力鋼板』を使用している車の鈑金塗装修理を依頼された。

 この鋼板は熱を加えると強度が落ちてボディ形状が保てなくなり、修復できないらしい、ということを預かってから知った。
 そこで修理を依頼された部品は交換することになった。

  ここまでは普通の修理だが、この『超高張力鋼板』が関係しているのかどうか、外注先は交換後に色を合わせた(あまり詳しく書けないが要するにぼやかした)が納車時に「色が違う」とユーザーからクレームを受けた。

     私(相談事業者)が見る限り同じに見えるのだが苦情を外注先に伝えて塗り直してもらった。

 この修理クレームを受けたあと、外注先はもう一度クレームを受け、都合3回塗り直した、ユーザーが納得せず塗装業者側が匙を投げた。

 今まで苦情など受けたことのない外注業者なのでけっして腕が悪いわけではない。

  こちら(相談事業者)の目では充分だが、ユーザーは車が新しい(当時)からか「現状復帰」を盾に納得しない。

     「どうしても外注先が『出来ない』というのなら別の事業者に依頼してもいい」とも言われた。
 クレーム内容がユーザーの主観なので他社でやり直しても同じだと考えている。
    弊社としては修理代金の返金を考えているが他になにかいい方法がないかアドバイスを受けたい、という事業者からの相談。

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相談者で本当のことをそのまま伝えてくる人は少ない。自分はいい人だから悪くないというところが出発点なので鵜呑みにするとこちらが大変な目に合う…

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