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算数と別れを告げた日のこと

小学生の時、算数が大嫌いでした。

今になって思うと
わたしが平成、令和っ子だったら
”学習障害”と診断されていたのでは?
と思うくらい、わたしは

・考えること
・短期記憶

が苦手でした。

ひっさん

いつも父から

「なんでわからんのかなぁ(怒)」
「考えればわかるやろ!」
「考えろ!」

と繰り返し言われていて
言い返しはしなかったものの


考えるってどういうこと?
何を考えればいいの?



と、苦しい思いを抱えていました。

そんな状態だったことと


小学生時代はクラスメイトを
一人ずつ順番に無視しようと決める
女番長がいて、自分の番が
回ってくるのが怖すぎて
勉強どころじゃなかったこともあって

わたしはいつも

どうやって学校を休むか?

ということばかり考えていました。


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熱出たら嬉しかったなぁ。

そんな折。

小学校3年か4年か
もう忘れてしまったけど

2日間熱が出て
学校に行ったら、

距離=速さ×時間

という勉強が始まっていて
わたしにはもう何が何だか
わからなかったことを覚えています。

繰り返し、

「”はじき”で覚えれば簡単やん!」

と言われましたが

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(これって、
今思えば”きはじ”じゃない?)

どこから”は”が始まるのか
覚えられなかったのです。

あの日を境にわたしは


”算数からはとにかく逃げる”


という戦術を取ることにしました。
#戦術なのか

しかし奴は高校までしつこく
わたしを追いかけてきて(違)
わたしを苦しめ続け
高校受験も大学受験も思うように
うまくはいきませんでしたが

まあ今、それなりに
どうにか生きてるから
そんな生き方もありだよなぁと

頭ではわかっているものの

多分、あの時逃げたわたしを
わたしは許してない。


だから
ひっさんで頭を悩ます息子に向かって
かつての父のように

「67+24はまず7+4でしょ!
7+4は11でしょ!そしたら
1繰り上がるってさっきも言ったやろ!!」

と喚き散らしている。
(他者への怒りは自分への怒り)

逃げた自分のこと、
いつになったら許せるのかなぁと
ぼんやり考えていたら息子が小声で


「アレクサ、67+24は?」

「91です」



・・・・・!!!!!!

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答えんなよ!アレクサ!


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