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担当看護師Tさんの愛

わたしの息子は24週563gで生まれ
半年間入院しました。

生死の境を何度も彷徨い
泣いたり笑ったりの入院生活でしたが
無事に退院でき、体が元気で過ごせているのは

日本の医療技術や先生方の治療も
さることながら担当看護師Tさんの
息子への愛が大きかったのではと思っています。

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Tさんは当時25歳。
超未熟児の主担当になるのは
はじめてだったとのことですが

とてもしっかりしていて
笑顔の可愛い方でした。

何よりも息子への愛が大きくて

最初の頃は小さすぎるのと
保育器から出せないからこんな風に↓
手で包み込むことしかできなかったのですが

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Tさんは
そんなわたしの様子を見て
ちょっとふてくされたように


「いいなぁ、お母さんは
素手で触れて。わたしは手袋しないと
ダメなんですよ・・・」


・・・だってあなたナースですから!笑


体重が少しずつ増え、ようやく
抱っこができるようになった時も

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抱っこしているわたしの姿を
見つけるや否や

「わたしも抱っこしたいです!!」

とおっしゃるので
息子を渡すと、それを見つけた
ドクターが

「ちょっと!!やっとお母さん
抱っこできるようになったのに
何してるの!早くお母さんに返しなさい!」

と叱られる始末(笑)
(それでも「えぇぇ・・・」と
不服そうにつぶやいてしばらく
離さなかった)

退院前の母子同室期間は
毎日仕事が終わってから部屋に来てくれて
ずっと息子を抱っこしてくれていました。

その他にも
息子が落ち着くからと
クマの顔がついた可愛いタオルを
他のお子さんのところにいかないように
確保してくれたりとか
(他の看護師さんはてっきり私物だと
思っていたらしい笑)

クリスマスカードが、
他の子はシンプルな白い封筒なのに
息子のだけ、可愛いシールで豪華に
なってたりだとか

Tさんの愛が溢れるエピソードは
枚挙にいとまがないのだけれど

退院の時にいただいたお手紙は
今読んでも涙が止まらない。

毎日たくさんの患者さんに接して
大変なことが多いお仕事だと思いますが

命を助けていただいたことはもちろん
あの時Tさんにもらった
たくさんの愛に支えられて
今日も息子は元気に過ごしています。

本当にありがとうございました。

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サポートいただいたお金は息子とのデートに使わせていただきます。 彼はチョコレートが好きなのでチョコレートケーキとジュースが飲める お金をください♡あ、わたしのコーヒー代も!笑